Not Today

ep.1 ページ2

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A『あ〜！！やっと着いた〜♪』


私はずっと行きたかった韓国に旅行しにきた。


昔から韓国に興味があって韓国語を勉強してたから普通に話せるので何の問題もナッシング！！


心置きなく楽しめそうだ。


友達と来たらもっと楽しかっただろうな…


なんて考えてたら物凄い人が集まってきた。


え…なに？出待ちか何か？


「早くバンタン来ないかな！」


人混みの中から聞こえたバンタンという言葉。


…え？！まぢで？！私armyなんだけど？！


armyになって結構経つのに未だバンタンを画面越しでしか見た事がない私。


こんな偶然ってある？！神様ありがとう…！


喜びを噛み締めているといきなり頭に衝撃がきた…未来が見える時決まってコレがくる。


A『…え』


私が見たビジョンはとても衝撃的なモノだった。


出待ちの子が…グクに…


「「キャアアアアアアア！」」


大きな悲鳴に近い叫び声と共に現れた防弾少年団。


やばい…助けなきゃ…！！


確かピンク色の手提げバッグにウサギの大きいキーホルダーが…


A『みつけた！！！』


その子は深くキャップを被って明らかに挙動不審だった。


早く…早く止めなきゃ！！！


その子に近付こうとするも押されて中々前に進めない。


そうこうしている内にグクが段々近づいてくる。


女の子を見ると手に刃物が握られていた。


やめて…お願い…ダメ！！！


A「グク危ない！！！」


JK「？！」


私は全身のアドレナリンを放出してグクを押しその子の前に立ちはだかった。


グサッ


A『っ…！』


私のお腹には刃物が…


どんどん血が滲んでいく。


JK「！！大丈夫ですか？！しっかりして下さい！！」


嗚呼、こんな近くで見れるなんて夢にも思わなかった…


A「助け、れて…よかった…」


でも…笑った顔が…見たかった…な…





薄れゆく意識はグクの泣き顔を最後に途切れた。





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