［第五人格］嘘に哄笑う屍とおくりびと.

12月26日 ページ14

今日はゲームに参加して、また深夜に食堂で棺を作った。今だに彼女とは話せていない。
僕、幸運児、オフェンスのウィリアム・エリス、踊り子のマルガレータ・ツェレ。

引き分けだった。ステージは赤の教会。精神病院と同じタイプで、中央に建つ立派な教会が特徴的だった。墓地もあった。今回はハンターに追われっぱなしだったので詳しくは見れなかったが、あそこは好きなステージかもしれない。
ハンターは芸者の美智子という女性。その通り、まさに日本の芸者だった。赤い着物に結ばれた艶のある黒髪が目立っている、白塗りの女性。扇子に取り付けられた短剣で攻撃してくる。
芸者の視界内に入った時に、彼女は僕らに向かって急接近出来る刹那生滅という技が使える。しかし彼女の方を向いていれば、それは発動できない。
刹那は壁や板を無視出来るが、壁は無視出来ない。冒険家のカート・フランクが小さくなっている時も同じ。
離魄移魂という技で空中へ浮かび上がることが出来るが、その間に移動は不可能。しかし刹那は使える。

対策は単純そうだ。今日は棺を一個作った。

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