Aimer (ページ1)

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はるたくページ1

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さて。皆さん、お久しぶりです。

読売巨人軍背番号36
石川慎吾の妹のAです。

プロ野球選手たちを裏側から支えたくて、
トレーナーを目指すようになってから
長い間勉強だけに専念してきて。

集中するために慎吾の実家に帰り、
大阪の大学に通っていました。

テレビで試合を見るたびに
みんなの頑張っている姿に励まされながら
この月日を過ごして、

やっと今北海道に戻り、
見習いトレーナーとしてまたファイターズに
復帰することになったのです。

ファイターズは、相変わらず温かい場所。

やっぱりここが私の居場所だなあと
つくづく感じてる。

マットの上に寝転がってストレッチもせず
ごろごろしてる遥輝を見つけたら、
目が合ってちょいちょいと手招きしてくる。

遥輝「Aー何してんの？」

『もうすぐ宮さんがブルペン上がるから、
アイシング準備しようかなって』

遥輝「えー行かんといてー。
宮さんAのこと捕まえたら離さんやん」

『知らないよ！』

なんか今日はご機嫌で、
いつも以上にまとわりついてくる。

『遥輝も、起きてストレッチしなきゃ』

遥輝「……ん、」

そう言うと、両手を差し出してくる。

引っ張り起こせってことか。

素直に遥輝の手を握ると、
逆にいきなりぐいっと引っ張られた。

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