推しの彼氏

やっと ページ48

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(湯浅京己side)





『湯浅の手と一緒に寝る』






その可愛さに負けて、一緒にベッドに寝ることに。



朝まで寝られへんこと確定やけど、我慢や俺。
大事にせな。




布団に入って、ほぼ寝落ちしながら
ここまで来た経緯を教えてくれるA。




俺はそれを、枕に頬杖つきながら聞く。


限界なのか、
もうほとんど会話になってないけど笑笑






『ねー…笑わないでよ』


湯浅「笑ってへんよ、はよ寝ろって笑笑」


『寝る、ねるけど……食パンがね』


湯浅「(食パン？)はいはい」


『可愛くて……白と黒の……マイアミ』


湯浅「可愛いのはおまえやろ」






寝ぼすけの頭を撫でようとすると、
俺の胸に衝突してきて、そのまま静かになった。





……明日、Aは
朝9時の飛行機に乗って日本に帰るから、
起きたらすぐここからいなくなる。



自分たちも明日帰国やけど、
会見があったり阪神は先に京セラに移動やったりして、
会えるのは数日後。


2人きりでいられるのも、今だけ。





帰したないな……


飛行機遅延したりせーへんかな。




愛重すぎてやばいけど



だって、やっと
Aの彼氏になれたんやから。










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