推しの彼氏

赤ちゃんみたい ページ41

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佐藤「兵庫戻ったらAん家行きたいな」


森下「え、Aさん一人暮らしなん！」


佐藤「せやで」


近本「部屋めっちゃいい匂いするから」


森下「まじっすか？」


糸原「俺があげたディフューザーまだ使ってるん
(マウント)」


近本「いやもう無くなっとったやんな？」


糸原「何でチカ知ってんの？」


近本「俺この前行ったんで(マウント)」






私の家は、甲子園の近くにあるマンションです。



ホームゲームの時は家に帰って、
ビジターで遠征になると皆んなと同じホテルに
泊まるって感じだけど


正直ホテル暮らしが楽です。
ご飯作らなくていいし。




そんなわけで、たまに選手が「球場近いから」
とか言って試合前に泊まりに来たりする。



もう慣れたけど、ちゃんとした
ご飯作らなきゃだから大変なんだよね…






『却下！』


佐藤「お土産にデパ地下のチョコ買ってくわ」


『しょうがないな1日だけだよ』


近本「チョロすぎやろ」


糸原「テルのやり方もせこいわ」


森下「いいなーテルさん…
俺もAさんのご飯食べたい…」


『森下こっち向いて、』


森下「あ、はい」






振り返った森下の口についたご飯粒を取ってあげて、
もったいないのでそのまま食べる。


ほんとに赤ちゃんみたい。






森下「……あざっす(幸せすぎて泣きそう)」


近本「これやでAの悪いとこ」


佐藤「罪な女やな」


糸原「Aー(顔に大量にご飯粒くっつける)」


『何してんのイト兄』










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