推しの彼氏

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(大勢side)





山崎「Aちゃん俺も会いたーい」






今度は後ろの席に座ってた颯一郎さんが
話に割り込んできた。


長い足が通路にはみ出てますって。






大勢「え？どんな接点すか？」


山崎「阪神との強化試合でちょっと話した。
えぐ可愛かったやんなー由伸」


山本「うん。いい子やん、湯浅。
付き合わへんならちょーだいや」






ごふ、と飲んでいた水を吹き出す湯浅。


見てる方はめっちゃおもろい。






山本「冗談やん」


戸郷「いやほんまにやりかねんくて怖いっすわ」






けど、Aちゃんてやっぱり
他球団からもこれだけ人気で、
球界のモテ男2人でさえ割とガチで狙ってるくらいやから
湯浅としては気が気じゃないやろな。かわいそ。






湯浅「…余計なお世話っす」


山崎「余裕やなぁ、モタモタしてたら取られんでー
俺みたいなやつに笑」


湯浅「俺のタイミングで言うんで」






おって周りの反応が湧いた。



こいつたぶん、
クールなくせにめちゃくちゃ独占欲強い。




湯浅推しで有名なAちゃんやけど
どんだけ好きって言われても、安心できんやろうし


そら早く自分のものにしときたいわな。






大勢「愛やな……」


湯浅「大勢、着いたら起こして」


大勢「いや俺も寝たいねんけど」










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