推しの彼氏

やさしいお兄ちゃん ページ17

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翌日、いつもの練習中のこと。






近本「Aー、ちょおいでや」






ティーバッティング中のチカちゃんに手招きされた。



柔らかい物腰とは裏腹に
有無を言わせない圧を感じる。



私何かしたかな？


びくびくしながら、
ついでに近くを通ったかいくんこと島田海吏も
連れてチカちゃんの元へ向かう。






近本「かいは来んでええねん」


島田「やって、A。離してくれん？笑」







手に持っているバットも相まって、
近本さんからはただならぬオーラを感じる。


かいくんいないと、私死んじゃうかもしれない。






『…チカちゃん怒ってる？』


近本「怒ってんでー。何でかわかる？」






ひい！やっぱり怒ってた！
しかも自分の口で言わせるっていう。
こういう人が怒らせると1番怖いんだから。




かいくんの影に隠れながら、
おずおず心当たりを述べる。











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