知らない匂い ページ7
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カチャ、と玄関の鍵が開く音がした気がして、
ぼんやり夢から覚める。
あ、蘭ちゃん、帰ってきた……？
それでも身体のだるさから起き上がれず、
また泥のような眠さに引き込まれる。
次に目を開けた時には、
蘭ちゃんの手によって服がはだけられていた。
「あ、おかえり……」
「ん、ただいま」
あらわになった肌にキスしながら、
蘭ちゃんはわたしの胸に顔を埋めてる。
このまま身を委ねていたいけど、
今日はそういうわけにいかなかった。
「蘭ちゃん、ごめん……生理来ちゃって」
「マジかぁ。よしよし、しんどいなあ」
上半身を起こすと、ボタンを留め直してくれる。
そのまま、脱いだジャケットをわたしの肩に羽織らせた。
蘭ちゃん楽しみにしてたのに、
がっかりしたよね。
「ごめんね」
「なんで謝んの」
「えっちできなくて……」
しょんぼりしてたら、引き寄せられて
優しく抱きしめられる。
痛みやだるさが薄れていく気がして、
蘭ちゃんの背中に手を回す。
その時、ふいに感じたのは。
彼からほのかに香る、お酒と煙草と、
香水の匂い。
知らない、女の人の匂いだ。
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ミルクティー - これで完結って話の終わり方プロ過ぎん？清花。さん続きがめーちゃくちゃほしいです❗って感じ！笑笑 (3月27日 21時) (
レス) @page46 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - 主人公の意味の分からない感情が理解出来過ぎてヤバい❗ (3月27日 21時) (レス) @page46 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
のん - コメント失礼します。完結してないで、よろしいでしょうか？だとしたら頑張ってください！応援してます。 (2023年4月4日 22時) (レス) id: c9ec576669 (このIDを非表示/違反報告)
清花。(プロフ) - せさん» ありがとうございます〜！頑張ります！！ (2022年5月20日 9時) (レス) id: cf6bd6deb7 (このIDを非表示/違反報告)
せ - すごく面白いです！ (2022年5月19日 20時) (レス) @page42 id: 307448b010 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清花。
| 作成日時：2022年5月8日 17時
