罰 ＊ ページ22
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耐えられず、抵抗していた手を下ろす。
無抵抗になったわたしの髪を梳きながら、
蘭ちゃんはさらに深く腰を沈めてきた。
涙が止まらなくて、
泣きじゃくりながら、
早くこの時間が終わりますようにと祈る。
幸せだったはずなのに。
大好きだったはずなのに。
「……他に男でも出来た？」
ふいに落とされた低い声。
言葉を失い、涙の張った目を見開いた。
平沢くんの顔が浮かぶ。
顔を真っ赤にして、わたしを好きだと言ってくれた。
何も言えずにいると、
こちらを見下ろす蘭ちゃんの目に光がなくなっていく。
違うって、言えばよかった。
後悔した時にはもう遅い。
痛めつけるように腰を打ちつけられる。
服を着たまま、ソファで。
愛情などどこにもない、
ただ罰を与えるためだけの行為。
ギシ、ギシ、ソファが軋む音と
わたしの喘ぎ声だけがリビングに響いて。
蘭ちゃんの熱い吐息が、首元を湿らせる。
永遠と続くかのような苦痛。
明け方まで、涙は止まらなかった。
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ミルクティー - これで完結って話の終わり方プロ過ぎん？清花。さん続きがめーちゃくちゃほしいです❗って感じ！笑笑 (3月27日 21時) (
レス) @page46 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクティー - 主人公の意味の分からない感情が理解出来過ぎてヤバい❗ (3月27日 21時) (レス) @page46 id: 12753137d6 (このIDを非表示/違反報告)
のん - コメント失礼します。完結してないで、よろしいでしょうか？だとしたら頑張ってください！応援してます。 (2023年4月4日 22時) (レス) id: c9ec576669 (このIDを非表示/違反報告)
清花。(プロフ) - せさん» ありがとうございます〜！頑張ります！！ (2022年5月20日 9時) (レス) id: cf6bd6deb7 (このIDを非表示/違反報告)
せ - すごく面白いです！ (2022年5月19日 20時) (レス) @page42 id: 307448b010 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清花。
| 作成日時：2022年5月8日 17時
