狂犬くんの妹ちゃん II

with三姉妹 ページ2

今井勝俊side


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三橋にコテンパンにされ、
ビルに閉じ込められ、
ついに革靴まで食わされた頃。



河川敷に、歩いている人影を見つけた。



ここぞとばかりに必死に助けを求める。






今井「おーい！助けてくれー！！」



三橋「あれ。京子ちゃんと明美ちゃんと
Aじゃん」



今井「やったー！
こんなところに友達が来るなんて、奇跡！！

助けてくれー！！」



三橋「おーい！」






三人が気づいてこちらを向く。






明美「今そこで、何人かシメてきたとこなんすよ！」



京子「てめ余計なこと言ってんじゃねーよ！

A、違うからねー？」



『？うん！』



三橋「Aー京子ちゃんたちと何してんだー？」



『これからね、パフェなんだー！』



三橋「ほんと好きだね。

ご飯前に食いすぎて兄貴に叱られねぇようにしろよー」



『だいじょうぶ！きょうちゃんとはんぶんこだから！ね、にぃにおこらないよね？』



京子「怒らない怒らない♡

あたしと半分こだもんねー♡」



『ねーっ』






いいなあ、花の三姉妹でパフェ……



うらやましい。



でも運が回ってきたんだ。



よーし、最後の気力を振り絞るんだ。



命を燃やせ！！！






今井「助けてく」



三橋「わーーーーーー！！！」






突然被せてきた三橋の大声に、
きょとんとする三人組。







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