私の最低な恋愛予報士 (ページ8)

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絶対負けない-2 ページ8

くっそ待ってろよパクチャニョル！！！

私はとにかくD組に走った。

なんていってやろうか

そんなことも全く考えずに。

ムカつきとイライラがいまの私の原動力になっている。

今の自分ならもうなんでもできそうな勢いだ。

D組が見え始めた時

丁度パクチャニョルが教室に入ろうとしていた。

あいつが教室入ってしまえば

どうせ女子があいつに群がるから

話をつけるのが難しくなるだろう。

ここからパクチャニョルまで少し距離があるけど

今だ

今しかない

今がチャンス！！！！

私は吸えるだけの空気を一瞬で吸った。

そして吐くと同時に！！！！

『パァァァアァアク！！！！！チャァァァァニョオオオォォォォォォォルゥゥウゥゥ！！！！！！！』

みんなの動きが一斉に止まる

みんなの視線は一斉に私にあつまる

「はぁ？？」

パクチャニョルはしかめっ面をしてこっちを向く。

私はそんなこと気に留めずに

パクチャニョルの方へ走る。

そのときは自分でも驚くくらい強気だった。

『パクチャニョル！！！

お前、調子乗ってんなよ！！！！！！』

「.....」

『ターゲットとか親がどうとか知らないけど

噂だけでみんなのこと流しまくって！！！！』

「....」

『本当にせこいやつ！！！男のくせに！！！！

どうせ女が群がってくるから自分はレベルが高いとかそんなこと思ってんでしょ？！？！』

「.....」

パクチャニョルはなにも言い返そうとしない。

怒って声も出ないのか

本当に言い返せないのかは分からない。

それでも私は止まらなかった

『顔がどれだけよくても

そんな性格じゃあ意味ないわ！！！！！

ほんっとに馬鹿馬鹿しい！！！

なにがターゲットだよ！！！子供かよ！！！！

この脳なし男！！！！！』

「....」

『....』

なにも考えずに

心の中で思ってたことそのまま口に出してしまった。

シーン...

周りは変わらず静まり返っている。

・

ね、ねえ...

私ちょっとやばいことしちゃった？？

やっと普通の脳に戻ってきた私

.....。

でもそう思ったときにはもう遅くて

「お前、ちょっと視聴覚室こい」

パクチャニョルに手首を掴まれ

視聴覚室に連れて行かれてしまった。