私の最低な恋愛予報士 (ページ38)

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ふりだしページ38

たしかに

考えてみれば

あれからカイとはよく話を聞いてもらったりしてたけど

自分の通ってる学校なんて教えたことなかったし

カイの学校も知らなかった

『同じ学年なのに知らなかったとか(笑)』

「それな、びっくりしたまじで」

『ってことはミカちゃんもこの学校にいるってこと？』

「うん、あそこ」

カイが指差す先にはミカちゃん...

チャニョルには全く見向きもしていない女子の中の一人だ

まだ二人が付き合っていることを知ってる人は

少ないのか

『嘘だろ...なんで知らなかったんだ私』

「ははっさすがだなお前」

『お前も知らなかったじゃねえかよw』

「うるせえw

ってかお前...もしかしてお前の好きな人って

パクチャニョル？」

『えっ！？！！？！？』

カイがいきなりそんなことを聞いてきたから

びっくりしてしまう

「だってこの学校でターゲットとか言っていじめしてたやつなんて

パクチャニョルしかいなくね？」

カイはぼそっとした声で言った

確かにカイには全部話したから

そりゃばれるに決まってる

『はは...せいかーい

ミカちゃんの彼氏ー...』

「負け組同士じゃんw

頑張ろうな～w」

カイには気を遣って

わざと、私の好きな人の彼女はミカちゃんだってこと

言わなかったけど

ばれちゃったなら仕方ない

『うん頑張ろうw』

そんな話を二人でしている時だった

「「キャーー！！！！！！！！」」

チャニョルの周りにいた女の子たちが

いきなりすごい顔をしながら叫び始めた

『な、なに！？』

「あ、あれ、チャニョルじゃねえか？」

『え、チャニョル？』

人がたくさんいすぎて見えない

『カイ、どうなってるか、見える？』

カイは背が高いから

背伸びをすれば見えそうだ

「ちょっと...やばいことになってる」

『え』

チャニョルの姿を見たらしいカイは

真っ青な顔をしてそういった

「チャニョルが、人を殴ってる」

え！！？！？！