私の最低な恋愛予報士 (ページ33)

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部活の試合-2 ページ33

あっという間にバスケの試合の日になってしまった

でもあれからよく考えてみたら

誰も！！誘えてねえ！！

一人でバスケの試合とか行ったら変じゃない！？

彼女でもないのに！！！

『...なんて今更言えるかっつーの』

そんなことチャニョルに言ったら殺されそうだ

しょうがなく一人で会場へと向かう

『うわーすごい熱気』

ロビーから体育館へ入れば

モワッとした空気が一気に私に押し寄せてくる

体育館を埋め尽くすたくさんの人

なんとか試合が見れそうな席を見つけてそこに座った

そこからチャニョルは....

いた！

背番号は4番...

待って！？キャプテンなの！？

『...あいつがキャプテン...』

あんなのでキャプテンなんか務まるの？(笑)

そんな話聞いたこともなかった

そんな考え事をしているうちに試合が始まる

『わぁすごい』

試合開始の合図と同時に

観客席もすごい熱気に包まれる

すごいなんて思いながら黙って見ていると

「ねぇ！！あの4番の子！かっこよくない？！」

私の隣に座っていた女の子2人組が

チャニョルを指差してこう言いだした

「あの子じゃない？！パクチャニョルっていう子！！」

「そうかもね...本当にアイドルみたい...」

他の学校の中でもチャニョルは有名なの？

「彼女とかいるのかな」

片方の女の子がボソッと呟くと

「いるらしいよ！！！めっちゃ美人の彼女が！！

なんか、バスケ部のマネージャーやってるらしい」

は

嘘

チャニョル

あんた彼女いたの？

『くそドアホか...』

彼女いるのに私の部屋出入りすんなよ...

「ほらほら！！あの子！！！チャニョルくんなの彼女！！！！」

試合も見ずに隣の話を聞いていたせいで

知らない間に第一クォーターは終わっていて

チャニョルの元にはタオルとペットボトルを持った女の子が駆けつけていた

「ほら！！めっちゃ美人じゃない！？」

「ほんとだ...あれは勝てんわ」

その女の子の姿を見て

私は唖然とした

なんで？

なんでそこにいるの...

ミカちゃん....