私の最低な恋愛予報士 (ページ26)

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バイト-1 ページ26

気づけばあと2日で夏休み

私は心に決めていた

今年の夏はバイトをするんだ！！バイト！！

とりあえずお金貯めて

...欲しいものとかはないんだけど

とりあえずダラダラ過ごすのが嫌いな私だったから

なにか目的のあることがしたくて

バイトすることをきめた

お母さんにはお酒がでるところ以外ならどこでもいいよと言われたけど

やっぱりメジャーなコンビニかな？

それともカフェとか？

結局私がバイトすることに決めたのはクレープ屋さん

家から近いっていうのが一番の決め手だった

「なにA、あんたバイトすんの」

今日はこれから学校から直接サナが家に遊びに来る

『うん、クレープ屋で』

だから今日はサナと二人で帰るんだ

「へえ...うちもやろうかなバイト」

『やろうよ、同じところでやろ』

「無理」

クレープ屋は家から遠いから嫌だと言ったサナ

私たちは考え方が似てるみたい

「うちも近所のカフェでやろうかなー

歩いて10秒」

『はやっ』

「あんたもクレープ屋と真隣でしょ」

『うちはマンションだから家から出てもエレベーターとかいろいろ長いから10秒は無理』

「確かに」

サナとのテンポが早いこういう会話が好きだ

「てか、最近パクチャニョルと異様に仲良いよねお前」

いきなり話題はチャニョルへ

『ああ...ははっ...まあね...家が同じだからね』

びっくりして少しだけ焦ってしまった

「あーなんか言ってたね、マンション同じとかなんとか」

『サナ嫌な気持ちにならないの？』

「なんで？」

『だってうち、前までパクチャニョル達のこと結構悪く言ってたのに、いきなり仲良くなって』

「別になんとも」

サナは

Aが仲良くするくらいだからパクチャニョルも本当はいい人なのかもね～

なんて言いながら隣で笑っていた

うん、サナ

大好きだ