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木兎をはっ倒した雀田は、フゥっと腰に手を当ててため息を吐く。倒れている木兎を見てドンマイと木葉達は笑っていた
が、ある事に気づく
猿杙「なあ、そういや赤葦来てなくねえか？」
菅原「こんだけ待って来ないってことは学校内にいないとか？」
木葉「木兎に愛想つかして帰ったんじゃね？」
いやいやそれは無いだろ。と赤葦の行方の考察が始まる
女マネも全員が集まってきていて、まさか幽霊の仕業！？と谷地がまたも震え出す。はぁー…と落ち着いて困っている様子に黒尾はすぐに気がついた
「なあ、そういやうちのマネは？」
「あれ、ほんとだAさんもう寝てます？」
「んッ！！！A！！？」
今まで気を失っていた木兎は《A》という単語に反応してガバリっと起き上がった
女マネ全員がここへ来ているはずなのに、怖がり な彼女が1人で教室にいるはずがない。なんならこんなことがあれば1番に飛び出してきて興味を示す奴だ
白福達に黒尾が聞けば、気まずそうに、あー……とだけ言って目線を逸らした
(言っていいの…？)
(たぶん言われたくないはず…バレないように出てったんだから……)
(どうしよう)
(Aちゃんピンチ！！)
女マネは全員目線で会話をしていて、その怪しそうな様子に黒尾は目を光らせた
「……おまえらAちゃんどこやったんだ、言え！」
「白福達Aを殺したのか！？」
「よくも、Aさんを！！！」
「まさか、赤葦まで？！」
なんて、刑事ドラマのワンシーンのノリで黒尾が言い出せば、木兎、リエーフ馬鹿2人はノッてきて、更に梟谷メンバーまで悪ノリをし始め、周りは大盛り上がりだ
小鹿野「なになに！？どうなったん？！」
強羅「なんかマネ達が音駒のマネと赤葦を殺したらしい…」
「は……？？」
田中「潔子さんが殺しだと！？いやそれでも美しい！」
木葉「おおお、おれのAちゃんが！！」
小見「お前接点ないだろ」
木葉「密かな推し」
後から来た野次馬達も気になりだし説明を聞くが、意味のわからない殺人事件を聞かされ理解が追いつかない
収集がつかなくなったマネ達は面倒くさくなり観念したように真実を話した
黒尾「え、コインランドリー……？」
山本「俺たちのタオル洗濯し忘れてわざわざ外に？！」
白福「明日迷惑かけたくないからって急いで出てったんだよ〜」
木兎「んじゃ赤葦は？！」
清水「Aちゃんに今連絡したら、その赤葦君も一緒だって」
「「「「はああああああああ！？？」」」」
2人の居場所が分かり、なんだよ〜木兎の早とちりかよとゾロゾロと部屋を出ていく部員たち
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作者名：ぱるむ | 作成日時：2024年3月11日 1時
