その瞳に映るのは 2【ハイキュー】 (ページ39)

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「あれが音駒のマネさんですね…日向くらい眩しすぎました。」

「すごい明るい子だよね。全然怖くないでしょ？」

「はい、でも私なんかがお話していい身分ではないというか、恐れ多い……！！！」

頬をピンクにして緊張していた肩を下ろすが、ずっとネガティブな谷地に清水は「あんまり自分を下げないで…っ」と声をかけていた

「音駒のマネやっぱりしっかりしてるな、礼儀正しいし」

「わかる！さっきだってめっちゃ律儀だったよな」

走っていったAを見て、澤村と菅原が腕を組みながら、大きく頷いている。横に立つ黒尾は、2人のAの印象を聞いて自分も最初はそうだったな…と思い返した

「いーや、案外心配させられんのよ」

「そうなのか？」

ニヤニヤしながらいう黒尾に、そんな風には見えないけどと菅原が呟くと、とりあえず教室案内する、と言われ澤村は部員に声をかける

「西谷さんと田中さんが動きません！」

「大地どうしよ、この2人意識ないけど！！」

「ったく、2人とも起きろォォォォ！！！！」

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「あ、Aさんおはざーっす！」

既に梟谷、森然、生川は集まっていて対人パスでアップを行っている。体育館に入れば、いつもより多くの人数が体育館に溢れていてまるで違う場所のようだ

ジャージに着替えたAは音駒の固まりへ駆け寄れば、自分の代わりに業務をしていてくれた犬岡や芝山、リエーフにありがとね、とお礼を言うと全然です！と優しい彼らはにこやかに返した

「Aいい写真撮れた？」

『ばっちりです！』

海も撮影から戻ったAに気づき声をかけると、グッジョブマークで返され、流石だなと言う
すぐに白福や雀田を見つけると梟谷の方向へ走って行った

『雪絵ちゃん、かおりちゃんお久しぶりです！』

「やっほ〜、相変わらず可愛いね〜」

「久しぶり、元気だったー？」

白福、雀田共にAに懐かれ、久しぶりに会えて嬉しそうなAの笑顔に癒される。だいぶ仕事に慣れてきたことなどを話していれば、背後に寒気が走った

「Aーーーーーー！！！やっと会えたなーーー！！！」

『木兎さん、ちょ、痛い痛い！』

ガハハと大胆に笑って背中をバンバンと容赦なく叩いてくる木兎に文句を言えば、会えて嬉しい！と喜ぶ様子にこれ以上何も言えなくなり、されるがままになっている

「「お願いしぁーっス！」」

すると、すぐに烏野が体育館に入ってきた
全員が今年初参加の烏野に注目する

「木兎さん、アップ中ですよ。」

木兎を迎えに来た赤葦はAに会釈をしたが、未だに会話したことがないため、Aも控えめに会釈を返していた