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「第3体育館仲間を増やそう作戦」が実行され、昼食は無理やり木兎達ととらされた月島
昼のチキン南蛮を食べながら木兎や黒尾、Aがいくつか質問を投げかけるが、「はい。」「いいえ。」「そうですか。」くらいの返事しか貰えず。しかし3人は気にせず馴れ馴れしく話しかけて終わった


「月島の顔がどっと疲れてやがる」

「いいなあいいな!俺も梟谷や音駒の人と喋りたい!」

「クロとAと木兎さんに関わるとめんどくさいよ…」

「そうなの?谷地さん」

体育館に戻ると菅原達が月島の様子を見て苦笑いし、日向なんかは羨ましそうに月島を見て孤爪に訴えて、同じマネージャーである谷地に聞く

「うーん、最初のイメージと全然違うというか…」

見た目的には、可憐で大人しそうでしっかりしたように見えるが東京合宿で朝昼夜を共に過ごした谷地は実は天真爛漫で、お茶目な性格と知った

「俺も同じクラスだけど、学校でもあんな感じだよ。授業中なんて大体寝てるし全然真面目じゃない」

「今日の朝なんてAさん寝ぼけて壁にぶつかって壁にメンチ切ってた」

「ブッハハ!なんだそれ影山みてぇ!」

新たに知る一面に日向は笑って、普段のポンコツを見せる影山みたいだと言うと、近くにいた影山が何だよ、と睨んでくる

「マネもそれぞれ個性あんだよな。うちの清水は落ち着いてて真面目だし谷地さんは、心配症でビビりで旭に似てるし」

「Aは思ったより関わってみると面白いっすよ!!高嶺の花と思ってたが、冗談も通じる、な!龍!」

「ああ、気が合いそうだぜ。さすが虎のマネージャーだな」

烏野の3年や2年が体育館奥の音駒勢を見てそんな話をしていた。話題となっているAは、リエーフとふざけており、黒尾に注意されショボンとしていて、夜久にため息をつかれていた

「Aは音駒の中でも問題児だよ…でも、Aと1年が入ってから確実にチームがまとまってきてるよ」

そう言い残し立ち上がり音駒陣営へと移動する孤爪を日向はじっと見ていた。音駒にも色々なキャラがいて、チグハグに見えるが目指すものは同じだ。色んな色があるからこそそれぞれがお互いを高めて成長して行くのかもしれない

『研磨ー、聞いてよ!さっきリエーフがさ──』

「研磨さん聞いてください!俺悪くないんですよ!」

「研磨、聞いてやって」

ノソノソと歩いてきた孤爪に気づくと、よりいっそう騒がしくなる。いつもの音駒の雰囲気に孤爪は、はぁ…とため息を着くがその顔は穏やかに見えた

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作者名:ぱるむ | 作成日時:2024年3月20日 6時

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