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東京合宿2日目
AM10:10

「ナイスレシーブ!」

「くっそ…日向すげえ!」

通算3セット目
影山、日向初参戦で烏野対音駒の試合が行われている
昨日の大変な出来事は無事監督にもバレずに済み、よく寝て彼らは練習に励んでいた

『日向今AからCに飛びましたね!』

「だが、リエーフも着いてきている」

うむ。と満足気な猫又がコートを見れば、持ち前の身長と速さでリエーフが日向の超人速攻をドシャットしていた
音駒は新人MBリエーフが入り、新しい形で進化をし始めた。まだ安定しているかと言えばそうではないが、IHで負けた彼らに何が足Aいのか猫又は、確実に対処をしていている

『リエーフ日向についたね、偉いぞ〜』

「へへ、研磨さんがリードブロック飛べって教えてくれたんすよ!」

「あの状況なら止められると分かっている変人速攻を影山は使わない。通常の速攻のスピードならリードブロックでリエーフの速さなら着いていけるし」

烏野のTOに戻ってきたリエーフの背中をバシバシと叩いて褒めている。孤爪の正確な分析によってリエーフも生かされているところがあるのだ

「お前まだ横っ飛びになってる。リードブロックならちゃんと止まって上に飛べ」

「うっす!!」

音駒が生き生きとしている反面烏野では、少し焦りが見えてきていた。そしてTO明け、東峰と日向の衝突があり、上手くいってなかった烏野に集中力が戻ってきた
結果は音駒の勝利

だが、猫又はまたなにか面白そうな表情になり、烏養へ話しかけている。去り際には、得点板を弄っていたAに声を掛けた

「A、さっきまとめてたデータ見してやれ」

『はい、すみませんサーブレシーブの成功率まとめたので見てもらってもいいですか?』

「おおおお!!Aさんあざーっす!」

「いつの間にそんなことまで。できた子だ」

ただ試合をしていても意味は無い、試合から得るフィードバックや自分の現状を数値化して客観的に見ることも大切なのだ。と猫又から助言を貰い、直井にインハイ予選後に教えて貰っていたのだ

円状になってAがいつも使っているノートを開く
そこには、多くの数値やグラフが並んでいてうなだれる声や歓喜の声を上げる者もいた

レシーブが要の音駒ではわりと偏差値も高いメンバーが多くいた。サーブレシーブ自体は得点に直接結びつくプレーでは無く、成功率の良し悪しと勝敗の関係も一致しない。ただ、セッターに完璧な返球をすることによって、得点の可能性を上げることができる。そういった地道なまず基盤から整えて行くことも大切である

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作者名:ぱるむ | 作成日時:2024年3月20日 6時

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