黒い犬は私を守りたいようです【シリウス･ブラック】 (ページ9)

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また、組み分けの儀式を受ける。

『ハリー、』

ジェームズにそっくりな男の子がいた。

ハリーだ。

ロン「わ、見てよあの子。凄く綺麗だね」

ハリー「わあ、すっごく。」

前の時はシリウス･ブラックがそばに居たおかげでAは誰かに目をつけられることはなかったが、今回はその存在が居ない。

ドラコ「君！！」

だから、変なのに目をつけられる。

『……私？』

ドラコ「そう、君だ。……僕と友達にならないか？」

『まずは貴方は名乗るべきよ。誰が知らない人と友達になるの？』

ドラコ「それはすまない。ドラコ･マルフォイだ。」

マルフォイ……それにこの見た目。

ルシウス･マルフォイの息子か。

『そう。でも私生憎なことに純血主義は嫌いなの。
他を当たって欲しいわ』

ドラコ「……君の名前は」

『A･アーバスノット』

そう名乗るとドラコはバカにしたように笑った。

全く、父親にそっくりな笑い方だね。

ドラコ「アーバスノット？10年前に途絶えた血筋じゃないか」

『……ええそうね。隠し子みたいなものと思って』

ドラコ「なんだ。純血じゃないのか」

あー、この見下した目。

私の精神年齢が大人じゃなかったら殴ってたわ。

ドラコ「それともなんだ？シリウス･ブラックと結婚したやつの娘か何かか？」

皆が私の方を向いたような気がした。

……まあ、過去の私にソックリだし、
何かあったら面倒くさいな

ドラコ「血を裏切る者でも純血なら関係ない。…君はスリザリンに来るべきだ」

グリフィンドール！！！

『まあ、そうだよね』

ドラコなんか無視して前の時と同じようにグリフィンドールへと向かった。