黒い犬は私を守りたいようです【シリウス･ブラック】 (ページ7)

今日:42 hit、昨日:9 hit、合計:28,711 hit

･ページ7

『お言葉ですが校長先生。シリウスは絶対にそんなことはしません。』

校長「シリウス･ブラックだけが、リリーとジェームズの場所を知っておった。そして彼は、ピーター･ペテティグリューまで始末した」

『…私は、シリウスを信じているんです』

シリウスに何があったかなんて私には分からない。

私が眠りについてから、シリウスになにか変化があったのかもしれない。

けれど彼は、ジェームズを売るような人間ではない。

そんなことをするぐらいなら死ぬと言いそうだ。

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「それにしても、小さいのう。11歳ぐらいかの？」

『そのよう、ですね』

ダンブルドア校長は何かを閃いたように呟いた。

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「君もホグワーツに入れば良い！」

『は？』

思わず『は？』と言ってしまった。
…仕方ないよね、急に変なこと言い出すから。

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「君の身を守るにはそれが1番いいと思うがのお」

『校長、先程10年経ったと言いましたよね？
……ハリーが今年で11のはずですが』

親友の息子と同い年って何事なの？？？

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「君は今、身寄りのない11歳なのじゃ。分かっておくれ」

『……分かり、ました。』

この体が元に戻るのかさえ分からない。

また月日をかけて成長するのか、

他の人より早く成長するのか、

ずっと、このままなのか。

不安な日々が続きそうだな。

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「まああとはセブルスに頼んでおいたからよろしくの」

『はあ！？……まずセブルスは向こう側だったのでは？』

ﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱ「ﾎｯﾎｯ……」

……この人はいつも肝心なところで誤魔化すからダメだ。

セブルス「もう良いか？」

『あ、ごめんセブルス。もういいよ』

ドアのところにいつの間にか現れたセブルスについて行った。