黒い犬は私を守りたいようです【シリウス･ブラック】 (ページ47)

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『ハリー！！！！』

激戦が始まった。

飛び交う緑の閃光、いつ誰が死んでもおかしくは無い。

ハリーとシリウスが戦っている。

ハリーがルシウスの杖を取り上げた。

ｼﾘｳｽ「いいぞ！ジェームズ！！！！」

シリウスに、隙が出来た。

その隙を狙ったのは、ベラトリックス

『シリウス！！！！』

ベラトリックス･レストレンジの杖がシリウスに向いた。

私は走った。

あなたを、もう二度と失わないように。

体当たりをした。

ｼﾘｳｽ「A！！！！」

緑の閃光が、体のすぐ横を通った。

ｼﾘｳｽ「よくも私の妻を…！！！ステューピファイ!!!!」

ハリー「A！大丈夫？」

ハリーに支えられて立ち上がる、どうやら足を挫いたみたいだった。

ｼﾘｳｽ「…無茶をするな………頼むから、やめてくれ、」

『でも、おかげであなたを失わなかった。』

ｼﾘｳｽ「……ありがとう、助かったよ。」

こうやって二人でプロキオンの元に帰れたのは奇跡だ。

ｼﾘｳｽ「……生きていてくれて、ありがとう」

『シリウスも……愛してる。最後まで頑張るのよ』

セブルスがダンブルドアを殺害、

ホグワーツ校長に就任した。

その後、ハリーは半年ほど分霊箱を探す旅に出た。

『ハリーから手紙、来た？』

ｼﾘｳｽ「……来ない。」

シリウスはプロキオンと遊びながらそう言った。

あれから、ハリー達から連絡はない。

もしかしたら既に、なんて考えてしまう。

ﾌﾟﾛｷｵﾝ「ま、んま！」

プロキオンは1歳になっていた。

いずれ来る最終決戦、私たちならきっと大丈夫、

『シリウス、プロキオン、愛しているわ』

ｼﾘｳｽ「私も二人が愛おしくてたまらないよ」