黒い犬は私を守りたいようです【シリウス･ブラック】 (ページ36)

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ロン「今日、処刑なんだ、だから……」

『ハグリッドに会いに行こう』

ハリー達とハグリッドの元へ行った。

本当は、処刑なんてさせたくなかったけれど。

ドラコ「ハハハッ」

『ドラコ、何しに来たの』

岩陰からバックビークをバカにしたように笑うドラコがいた。

本当に最低だわ

ハーマイオニーのパンチが決まり、ドラコは逃げていった。

『さすがだわリリー。』

完全に無意識だった。

3人は驚いて目を見開いたが、それについて聞くことは出来なかった。

Aは、ドラコを殴ったハーマイオニーとジェームズに怒るリリーを重ねていたのだ。

旧友と過ごすうちに、彼女は昔をいっそう恋しく思うようになっていた。

ハグリッドの元へ行くと、時期に夜が近づいてきた。

ロン「スキャバーズ!!!」

『ねえロン、スキャバーズを貸してくれない？』

私がピーターを掴もうとした時、するりと手から逃げていった。

どうやらロンは手を噛まれたらしい。

コイツ、今まで私に気づいてたくせに。

ピーターが死んだと聞いて真に受けた私が悪かった。

ちゃんと疑っていれば、今頃シリウスの罪は…!!!

ハリー「あれって…ロン！危ない！」

ロンはスキャバーズを捕まえるために暴れ柳の近くまで行っていた。

そしてロンは、私たちの後ろを指して叫んだ。

逃げろ、と。

後ろを振り向くと黒い犬……シリウスがいた。