黒い犬は私を守りたいようです【シリウス･ブラック】 (ページ30)

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ｼﾘｳｽ「時期に夜だ……ちゃんと戻れるか」

『見た目が子供だからって舐めすぎよ！』

そうか、と言ってシリウスはまた私に抱きついた。
ああ、離れたくないなあ……。

『またすぐに会いに来るから……』

吸魂鬼に気をつけて、そう言ってまたうさぎになって叫びの屋敷を出た。

寮に戻ると3人に心配されたけれど、ダンブルドアの名前で適当に嘘をついておいた。

そして、私たちは3年生になって初めてホグズミードに行く日がやってきた。

まあ、私とハリーは保護者のサインがないせいで行けなかったんだけど。

その後ハリーはボガートのことでリーマスと話していた。

『ジェームズとリーマスだ。』

私の声は、遠くにいる2人に届くことはなかった。

事件が起きたのは、すぐだった。

シリウスがホグワーツに現れたというのだ。

『じっとしとけばいいのに。あのばか。』

まずどうしてシリウスがハリーを狙うのよ。バカみたい。

ｾﾌﾞﾙｽ「……。」

セブルスはリーマスを疑うように見ていた。

仕方ない。セブルスはシリウスを嫌っているし、リーマスは同じマローダーズだったから。まあ私もだけど。

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