黒い犬は私を守りたいようです【シリウス･ブラック】 (ページ21)

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それから、新しい闇の魔術に対する防衛術の先生が紹介された。

『どうせアレも1年しか持たないわ』

ロン「呪いだよまるで」

それに、今回のは類を見ないほどポンコツそう。

私が教えた方がマシよあれなら。

まあ、今の姿じゃ無理だけど。

ロンの杖は想像通り使い物にならなかった。

ハリーがクィディッチの練習に行っている間、私たちは中庭でたむろっていた。

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「ああ……揉めそうね。」

クィディッチの練習着を着たグリフィンドールとスリザリン。
ああ、嫌な予感しかしない。

昔から仲が悪いからね

ドラコは箒を自慢するように見せていた。

本当に嫌味たらしいんだから。

『でも、結局は才能よね。』

ドラコ「あ…A！？…僕がポッターに負けると思っているのかい？」

『私はハリーの味方よ』

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「グリフィンドールは才能で選ばれているもの。」

ドラコの目付きが変わった。

まるで、バカにしたような。

ドラコ「黙れ！この……穢れた血め！！」

……今、なんて言った？

私とロンが杖を構えたのは同時だった。

ドラコ「…なんだ？ウィーズリー、やってみろよ」

ロン「言ったな……ナメクジ喰らえ！！！！」

『ダメよロン！あなたの杖は！……ああ…遅かった』

ロンはナメクジを吐くし、それを後輩に写真に撮られる始末だ。

『ファーナンキュラス！』

私がそう言うと、ドラコの鼻に沢山のでき物が出来ていた。

ドラコ「ｯ……うわあああ！！僕の鼻が！！！」

スリザリンはこれで大騒ぎだ。ざまあみろ。

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「その呪文、まだ習っていないわ！」

『いーのよハーマイオニー。スッキリしたでしょ？』

ハリー「……すごいや」

3人でロンを急いでハグリッドの所へ連れていった。