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リリーが亡くなって10年間、リリーと共に学生時代に庇ってくれていたAは眠り続けた。
10年経って目覚める頃には、彼女は入学する11歳の幼子のように見えた。
ダンブルドアの元へと急ぐ彼女の後ろ姿は、
吾輩を庇ってくれたあの背中と同じだ。
ブラックと結婚したAが憎いかと言われれば、
……憎んではいない。
憎めなかったからだ。
嫌いには、なれなかった。
ただ、庇われただけだ。
ただの、リリーの親友だ。
学生時代、まともな友人はあの二人だけだった。
庇うつもりはなくとも、加点をしてしまう事もあった。
2回目だから出来て当たり前だと言うのに。
__『セブルス！大丈夫？……やめなさいよジェームズ！』
友人として、好きだった。
殺意を向けられようが、敵だと疑われようが、リリーの死因の1つと言われようが、全て受け止めよう。
貴様が生きれば、リリーは喜ぶ。
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レイス(プロフ) - とても大好きな作品です！これからも応援させていただきます！ (2月20日 0時) (
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作者名：クリームソーダ | 作成日時：2024年2月12日 1時
