私にだけ雪が降る （SnowMan）

shota＿Last ページ46

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黄色い歓声と、泣き声と。






2020年 SnowMan SixTONES CDデビュー決定





そう映し出されたスクリーンを背に、しっかり前を見る





夢にまでみた光景だった








…はやく会いたい





はやく、Aに。






lock onを歌い終え、まだ少し痛む足で舞台から降りた





おめでとうと、たくさんの人が声をかけてくれるが、あまり耳に入っていなかった






廊下を走って、君を見つけた








翔 ｢A！｣






振り返って、驚いて目を開くAに、花束を渡した






翔 ｢…ほらよ｣





｢なんで、っ｣





翔 ｢大好きだよ、A｣








Aの目から涙がこぼれて、俺の胸に飛び込む




何度も見てきた、Aの涙。




1番きれいな涙だった








｢翔太…っ｣






｢大好き、っ｣








がしっと俺の腰から離れないAに、思わず笑いがこぼれる







翔 ｢ふはは、いてぇよ、笑｣






｢…翔太、ごめん｣




｢気づくの遅くて…わたし｣






翔 ｢ほんとな、おっせぇよなー｣






そう言うと、Aが顔を上げて、涙目できりっと睨んでくるから



そのまま、唇にキスをおとした






｢…っ、んぅ｣





翔 ｢…はぁ、好き｣





｢…こんなとこで｣





翔 ｢俺はもっと見せつけてやりたい｣





｢っ、ばーか｣









これからもずっと



俺だけの幼なじみ。









shota fin







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