私にだけ雪が降る （SnowMan）

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翔 ｢少しはドキドキしろよ、｣







翔太が潤んだ目で見つめてくる






私は





翔太の その目に弱い








｢…なにいってんの、｣







翔太には、いつも強気で何でも言えるけど







その目に見つめられると、困っちゃうから 。








翔 ｢謝られて、送ってもらって？ドキドキしちゃったわけ？｣






｢っ、そんなんじゃ、｣







翔 ｢Aは…｣





翔 ｢俺の気持ちわかってんの、？｣









翔太が、私の上で




今にも泣き出しそうで 。




何を言いたいの、どうしたの、翔太







｢翔太…？｣






ゆっくり、一言一言、




翔太が口を開く







翔 ｢今すぐきてって呼び出されて、｣





翔 ｢なんとも思ってないただの幼なじみのところに｣





翔 ｢毎回毎回、行くわけねぇだろ、｣







翔太の涙が1粒、




私の頬に落ちた





見たことのない辛そうな顔だった







｢なんで…なんで泣いてるの、｣







翔太の頬に触れて





つたう涙を、親指で拭った








翔 ｢…好きなんだよ｣







翔 ｢ずっとずっと、｣









気づかなかった





こんなに近くにいるのに。






誰よりも、誰よりも、1番近くにいるのに。







辛い時絶対にそばにいてくれて




どんな時でも 隣で。




私は 甘えてたね。




世界1 優しいあなたに 。








｢…翔太、｣





｢ごめんね、｣









私の目からも涙が溢れた









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