私にだけ雪が降る （SnowMan）

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side 蓮







｢…だから、知ってました｣







｢あなたの名前｣









衝撃だった




翔太くんと幼なじみ、なのか









｢SnowMan…なんですよね？｣







蓮 ｢…うん｣







｢翔太がお世話になってます、｣








ふふ、とさっきよりも目をクシャっとして笑う





こんな状況なのに、出会ったばっかりなのに






Aちゃんが、''翔太'' と呼び捨てするたびに、胸がちくっとした






翔太くんの話だと、こんなに可愛く笑うのか







ああ、これ、嫉妬か







蓮 ｢だから、ふっかさんとも、？｣






｢いえ、たつやさんは常連さんです｣







｢え、もしかして、たつやさんも…｣







蓮 ｢SnowManだよ｣








驚いていた




そうか、知らなかったのか





ふっかさんは アイドル っていう武器を使わずに、1人の男として勝負してるんだな






蓮 ｢Aちゃんは｣







少し間を置いて続けた







蓮 ｢3人をとりこにしちゃってるんだね、きっと｣








｢え、？｣








蓮 ｢ううん、｣





蓮 ｢家ここ、？｣






｢あ、そうです！本当にありがとうございました｣







ペコッと頭を下げるAちゃんの頭に手を伸ばした






あれ、何してんだろ、俺








｢蓮さん…？｣






上目遣いで俺を見上げる






あー、やべぇ







はやく去らないと。




これ以上ここにいたら、理性がきかない







蓮 ｢ごめん、じゃあね｣






名残惜しい手をぱっと離した







｢はい、おやすみなさい｣







白いマンションに入っていくAちゃんの背中を見送った






また会えるかな







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