君をくれなきゃ、悪戯するぞ…？

◆１２・・・おまけ ページ14

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ハロウィンの日に風邪を引くなんて〜…。








本当ツイてない、、、。








｢今頃みんな楽しんでるのかな…｣








しかも一人暮らしだから
風邪の時に独りは心細い…。








｢ヤバイ…熱上がってきたかも…｣








ピンポーン＿＿＿。








突然チャイムが鳴った。








もう…、こんな時に誰!!








起き上がるのも精一杯…。








無理やりだるい身体を起こして
フラフラの足取りで玄関まで向かう。








｢はーい……って!?!?｣








そしてドアを開けて、頭がパニックになる。








『悪い、体調悪いのに歩かせて…大丈夫か?』








どうして…私の家に八乙女先輩が…!!








八乙女先輩というのは私の会社の先輩。








そして好きな人…でもある。








ど、ど、ど、どうしよう…!?








今すっぴんだしー…
部屋着も恥ずかし過ぎるよ…(泣)








｢あの…どうして八乙女先輩が風邪を…｣








『有岡から聞いたんだ。』








彼奴…。余計なことを…!!








有岡とは私の幼馴染。








同じ会社で働く同僚仲間でもあって
八乙女先輩が好きなのを知っているのだ。








｢…え、せん…ぱい…!?｣








『まだ熱いな…』








オデコを触れられて
全身に熱が上がっていくのが分かる。








てか、さっきから心臓に悪過ぎる〜…!








余計熱が上がったような。。。?








｢わ…っ!?｣








今度はお姫様抱っこする先輩。








｢歩けますから!!｣








『無理させられないから。部屋こっちか?』








｢はい…っ、｣








部屋に連れて来られると
そっとベットに寝かせてくれた。








『おかゆ作りたいからキッチン借りていいか?』








｢どぞっ!!｣








先輩が料理をしてくれてる間
しばらく浅い眠りについた。








｢ん…、｣








目が覚めて瞼をゆっくり開ける。








『起きたか?おかゆ出来たけど。』








｢わっ、八乙女先輩!!｣








横に居る八乙女先輩と目が合って起き上がる。








夢じゃなかった、やっぱり!!

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