◆１１・・・死神 ページ13
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生い茂った森の中で倒れていた独りの少年。
でも私が助けたのは…
ただの少年では無く｢死神｣でした。
そして死神の彼と話す日々の中で
ココロに芽生えたのは恋。
最初は死神に恋なんて
少し戸惑った……。
でもどんな形でもこの気持ちを
大事にしたかった。
『一生一緒に居ようね…僕たち。』
｢それは……。｣
これが彼の愛情表現だって
知っている。
けれど、、、。
私には時々、彼の愛が重く
恐ろしく感じてしまう時があるの。
『ねぇ、どうして。そんな顔してるの?』
曇る私の表情を見て
不安そうに彼は覗き込んだ。
『僕の愛し方は…間違ってる?』
『黙らないで言ってよ…本当のこと!!!
僕に教えて……?僕は死神だから
愛をどう伝えらいいのか分からないんだ…。』
今にも消えそうな声で君は言う。
ただ愛し方を知らないだけで
彼だって私と同じ生き物。
彼は人間では無いけれど
感じることは人間と私と…
一緒なんだ。
｢ねぇ、裕翔??好きだよ。｣
『死神だよ…?こんな僕でも愛してくれるの…?』
戸惑う彼を私は優しく両手で抱きしめた。
｢うん。死神だとしても気持ちは好きのまま、変わらないよ絶対に。｣
『ありがとう…こんな僕を好きになってくれて。』
｢…泣いてるの??｣
『ごめん、嬉しくて…。僕もAが大好きだよ。』
ちゃんと彼にも感情がある。
だから、知らないことは
これから知っていけばいい。
何もかも1から私が教えてあげるから。
ゆっくりフタリのペースで
新しいページをめくっていけばいい。
『ずっと傍に居て欲しい…は重い?』
｢ふふ、重くないよ。｣
愛を知らない死神が人間に恋をした日。
初めて“感情”という温かいモノを知りました。
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イチゴ姫(プロフ) - ﾏｰﾒｲﾄﾞさん» お気に入りだなんて嬉しいです〜( *´ｰ`* )暖かいお言葉まで、ありがとうございます(*´ω｀*)楽しんでいただけるようなお話をお届け出来るよう頑張りますね！♪ (2017年10月28日 20時) (
レス) id: 84705a3c88 (このIDを非表示/違反報告)
ﾏｰﾒｲﾄﾞ - 何回も読みたくなるほど、素晴らしい作品で私のお気に入りです♪更新楽しみに待ってます!!だんだん寒くなってきたので、身体に気をつけて頑張ってください(^^)応援しています(^o^)/ (2017年10月28日 17時) (携帯から) (レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴ姫 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/dbc34ac1beeeb3a2162567a2954f475f
作成日時：2017年10月26日 23時
