LoveGame39 ページ39
どんどん近づく距離。
1分も経たないうちに、目の前には息を荒くさせた薮さんが。
A「どうしましたか?」
宏太「ごめん……、」
謝る彼に一瞬頭に『?』が浮かんだけど、
すぐにどうゆう意味か理解出来た。
密着する身体と身体。
彼の手が背中に強く巻きつけられてる。
どうやら私…抱きしめられてるみたいだ。
いやいや、どうしてっ!?
振り解こうと離れてみても、一向に離そうとしない彼。
強く抱きしめる手に、全くコントロールさえも効かなかった。
このままじゃ私。
体内の温度が上がりすぎて、のぼせちゃいそう…。
___グィ。
へ……、
凄い速さで腕を引っ張られ、強引に振り解かれた。
そして八乙女の首付近に頭を引き寄せられる。
え…っ、なになに!?
まだ掴まれてる腕が痛いし…。
こんなに八乙女の力って強いの?
光「そろそろ門限が迫ってきてるので。帰らせてもいいでしょうか?」
宏太「あぁ、悪いね。でも今日はお互い父に言ってあるから平気だよ。」
なんか八乙女ってば…機嫌悪い?
いつもにまして顔の無愛想が増してる。
執事がそんな顔してたら、薮さんに失礼じゃんか!
光「いくら何でも高校生がこんな遅くに出歩いては困ります。」
宏太「主に執事は従うんじゃなかったの?」
光「えぇ。しかし私は貴方の執事じゃないですから。」
宏太「分かった。なら、Aさんにも聞いてみようじゃないか。」
光「望むとこです。」
ふたりの間にバチバチの稲妻が見えたような?
どうしてモメてるのか、さっきから分からないんですけどー…。
宏太「Aさんは、まだ俺と居たい?」
光「もちろん。私と一緒に帰りますよね?」
これって、、、もしや!
私をかけての奪い合いとか!?
紳士的で天使みたいな薮さんと、ちょっと強引で小悪魔な八乙女。
選ぶなんて贅沢な―――っ!?
宏太「君が決めていいんだよ。」
光「早く決めてください…」
私の答えは……、
この人しか居ないよ。
A「ごめんなさい…薮さん。私やっぱり八乙女と帰ります。」
普段は意地悪でムカつくけど、時にはズルいほど甘々な八乙女。
この先も……ずっと。
ハマった愛の底から抜け出せないよ。
192人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イチゴ姫(プロフ) - とびウオさん» わぁ…ありがとうございます(´;ω;`)更新の頻度はかめペースですが、更新まで待っててくれたら嬉しいです!! (2018年2月12日 20時) (レス) id: 84705a3c88 (このIDを非表示/違反報告)
とびウオ - 更新停止中ですが頑張ってください! (2018年2月11日 0時) (レス) id: f7a9038c6f (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ姫(プロフ) - 奏さん» そう言ってもらえて、とても嬉しいです(*^^*) (2017年12月26日 16時) (レス) id: 84705a3c88 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - とても続きが気になります! (2017年12月25日 16時) (レス) id: 3c5e03e113 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ姫(プロフ) - 白米loveさん» ありがとうございます(≧∇≦*)頑張ります♪ (2017年2月18日 0時) (レス) id: 7f4eaea2dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イチゴ姫 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/dbc34ac1beeeb3a2162567a2954f475f
作成日時:2016年7月4日 22時