LoveGame36 ページ36
手で振り払っても、強く抱きしめて離さない。
どうしちゃったのよ…八乙女。
滅多に甘えてくることなんて無いんだけどな。
これはこれで、新鮮で可愛いかも？
光「執事で居る以上は、お嬢様を引き止めることは出来ません。」
A「うん…」
光「ですが…ご一緒に付き添いとして参ります！」
A「…ﾊｧー！？」
大人しく寂しがってんのかと想えば、
何を考えてるのかしら……。
付き添いって！
A「ちょっと…それ正気なの？」
光「はい。もちろんです。逆に何かマズイことでも？」
さっきまでの心細い八乙女は、どこいった！？
すっかり無愛想な執事に戻ってるし。
なんでこうなるかなー…。
元はといえば、お父様が約束なんかしなければ！
A「ﾊｧ…分かったわよ。好きにして。」
光「何かあったら必ずお守りするので。ご安心を。」
明日の約束。
八乙女も着いてきて大丈夫かしら…？
何も起こらなければいいんだけど。
A「ところで八乙女。寂しいの？」
光「…なんのことですか。」
A「んー？行かないで。そう言いながら抱きついたわよねぇ？」
ﾌﾌﾌ…焦ってる、焦ってる。
私が見逃すとでも想うの？
まだまだよ。
光「試しただけですよ、別に。」
A「試したって…何を？」
なんか開き直ってるんだけど。
慣れてきたのかしらね、効き目が薄いわ。
光「こうでも言っとけば、お嬢様は動揺するつもりですからね。」
A「全然動揺なんかしないからっ！甘く見ないでよ。」
光「へぇー？早まる鼓動の音。こっちまで聞こえてましたけど。」
A「うるさぁーい！！これ以上喋るなー…八乙女のアホっ！」
意地悪したつもりが私が遊ばれてる。
こんなはずじゃ…。
光「ﾌﾌ、なんて冗談ですよ。試す訳無いじゃないですか。」
A「な〜…、」
光「本当に行って欲しくなかっただけです。」
結局は八乙女を許す甘い私だ。
光「お嬢様の困ってる表情が可愛いから、つい。
意地悪しちゃいましたけど、意地悪しすぎましたかね？
すいません。」
ムカつくと想えば、ｷｭﾝとさせられて。
本当にズルすぎるから………、。
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イチゴ姫(プロフ) - とびウオさん» わぁ…ありがとうございます(´；ω；｀)更新の頻度はかめペースですが、更新まで待っててくれたら嬉しいです！！ (2018年2月12日 20時) (
レス) id: 84705a3c88 (このIDを非表示/違反報告)
とびウオ - 更新停止中ですが頑張ってください！ (2018年2月11日 0時) (レス) id: f7a9038c6f (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ姫(プロフ) - 奏さん» そう言ってもらえて、とても嬉しいです(*^^*) (2017年12月26日 16時) (レス) id: 84705a3c88 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - とても続きが気になります！ (2017年12月25日 16時) (レス) id: 3c5e03e113 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ姫(プロフ) - 白米loveさん» ありがとうございます(≧∇≦*)頑張ります♪ (2017年2月18日 0時) (レス) id: 7f4eaea2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴ姫 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/dbc34ac1beeeb3a2162567a2954f475f
作成日時：2016年7月4日 22時
