LoveGame29 ページ29
Aside
あれから、付き合い始めて1週間。
もう、別れについて考えることになるなんて…。
光「問2の問題間違ってます。」
辛い想いするなら、八乙女に逢えなければ良かった。
お嬢様の家庭に産まれてこなければ良かった。
沢山の後悔が出てくるんだ。
光「Aお嬢様。」
A「うぇっ？！な、なに？」
光「うぇっ。じゃないですよ。さっきから呼んでるんですけど。」
A「ごめん…！！ぼーっとしちゃってた…ｱﾊﾊ(笑)」
一生逢えなくなったら、どうしよう…。
とか。
八乙女の職業を奪ってしまったら、どうしよう…。
って。
不安で嘆きそう。
これって…八乙女にも相談するべき？
いやいや！
相談して職業を選んだら…ショックだし…。
光「『ﾊﾞｶ』なんて答えありませんけど…」
A「え？」
プリントの方を指差す八乙女。
綺麗な指……じゃなかった！
A「あ…っ、」
無意識に問題の空欄に、ﾊﾞｶと書いてあった。
つい心の想いが…。
光「少し休憩しましょうか。疲れてるのでは？」
A「うん、だいぶ疲れてるかも。」
光「紅茶入れてきます。」
ドアが閉まって独りになった途端、思わずため息が溢れた。
出さずにはいられないわよ。
だって、八乙女を取るか。別れを取るか。なんだもん。
どんなに悩んだって選べる訳が無い…。
でも…離れ離れになるくらいなら。
別れを取った方が利口なのかな…。
光「失礼します。紅茶をお持ちしました。」
A「ご苦労様。」
帰ってくるのが想ったより、早いわね。
考えてて休む暇も無かった。
A「ん…美味しい。」
光「紅茶は疲れた身体を癒す効果を持っているんですよ。」
なんだか落ち着く…。
光「おっと。」
落ちた消しゴムを拾おうと立った瞬間、フラつく身体。
一瞬で八乙女が支えてくれた。
光「無理しちゃダメですよ。少し休まれてください。」
A「ん…」
ふわふわした布団…？
そっか、八乙女に運んでもらったんだ。
光「おやすみなさい。A。」
眠ったせいで無防備だった私に、八乙女がオデコにキスしたんなんて知らない。
不思議と心地良かった。
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イチゴ姫(プロフ) - とびウオさん» わぁ…ありがとうございます(´；ω；｀)更新の頻度はかめペースですが、更新まで待っててくれたら嬉しいです！！ (2018年2月12日 20時) (
レス) id: 84705a3c88 (このIDを非表示/違反報告)
とびウオ - 更新停止中ですが頑張ってください！ (2018年2月11日 0時) (レス) id: f7a9038c6f (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ姫(プロフ) - 奏さん» そう言ってもらえて、とても嬉しいです(*^^*) (2017年12月26日 16時) (レス) id: 84705a3c88 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - とても続きが気になります！ (2017年12月25日 16時) (レス) id: 3c5e03e113 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ姫(プロフ) - 白米loveさん» ありがとうございます(≧∇≦*)頑張ります♪ (2017年2月18日 0時) (レス) id: 7f4eaea2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴ姫 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/dbc34ac1beeeb3a2162567a2954f475f
作成日時：2016年7月4日 22時
