LoveGame23 ページ23
Aside
目覚ましの音に気づいて、目が覚める。
もう朝になっちゃった…。
学校の支度をしなくちゃ。
クローゼットに掛けてある制服を取り出す。
A「もっと可愛くなる為の努力しないとダメね。」
誰よりも相応しい女性に。
八乙女の隣に並んでも自然なLadyになるわ。
今に見てなさい。
絶対にドキドキさせるんだから。
A「あれ?八乙女は?まだ起きてないの?」
いつものようにリビングに入っても、八乙女の姿は無かった。
珍しいわね。
時間に厳しい八乙女なら、もう料理をしてるはずなのに。
それとも寝坊してるのかしら。
執事「八乙女さんでしたら、朝早くにお出掛けなされましたよ。」
A「お出掛け?」
そんな早くに?
私をほっといて、出掛けて行くなんて考えられない〜…。
執事「ちなみにお部屋の荷物が整理されてました。」
何の返事もせずに、私は急いで3階へと向かう。
広い廊下を走っては、また走る。
荷物を整理するなんて、絶対に可笑しい。
嫌な予感が頭を過っていた。
A「八乙女っ!ちょっと入るわよ!」
一応、言って入らないとね。
A「嘘……」
本棚に飾られていた本、机に置いてある植物、壁に立てかけられていたベース。
何もかもが、空っぽに無くなっている。
A「八乙女!?どこに消えちゃったの!?」
まさか荷物まとめて家出をしたんじゃ…。
とにかく私は、八乙女のお部屋を調べてみた。
何か手掛かりが無いのか。
A「…ん?あれって」
窓の隙間のペースに挟まっている白い紙の切れ端。
直様、私は手に取り中身を開いた。
A「これ…私宛に?」
“Aへ”
驚かせちゃった?よね。
俺は元々ゲームをターゲットに、生きている。
だから、もう終なんだ。
今のゲーム、いわゆる駆け引きは。
さよなら。
A「何よ…これ…っ。」
勝手に決めないでよ。
最後の震えた字は、どうゆうつもりなの…っ!
私の気持ち、どうしてくれるの…っ。
A「や…ぉと…め…ぅ…っ。」
ただただ喚きながら、その場に崩れ落ちる私。
ねぇ、八乙女。
ズルいよ、こんな終わり方するなんて。
まだ答え聞かせてくれてないじゃない…。
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イチゴ姫(プロフ) - とびウオさん» わぁ…ありがとうございます(´;ω;`)更新の頻度はかめペースですが、更新まで待っててくれたら嬉しいです!! (2018年2月12日 20時) (レス) id: 84705a3c88 (このIDを非表示/違反報告)
とびウオ - 更新停止中ですが頑張ってください! (2018年2月11日 0時) (レス) id: f7a9038c6f (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ姫(プロフ) - 奏さん» そう言ってもらえて、とても嬉しいです(*^^*) (2017年12月26日 16時) (レス) id: 84705a3c88 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - とても続きが気になります! (2017年12月25日 16時) (レス) id: 3c5e03e113 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ姫(プロフ) - 白米loveさん» ありがとうございます(≧∇≦*)頑張ります♪ (2017年2月18日 0時) (レス) id: 7f4eaea2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イチゴ姫 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/dbc34ac1beeeb3a2162567a2954f475f
作成日時:2016年7月4日 22時