仲良し家族*6 (ページ48)

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智Side

ハンバーグ以外にも、スープやサラダ。
そして、パンも焼いた。

雅:「あとはぁ？」

小さなコックさんは、おいらの周りをヒラヒラとエプロンを靡かせながら歩き回る。

「後は、お部屋の飾り付けしよっか？
ご飯はだいぶできたからね。」

エプロンを脱がせて、
リビングへと戻り、テーブルに折り紙や画用紙、はさみやらのりやら必要なものを置く。

雅:「くるくるつくろ？」

「んふふ、いいよ。」

雅:「あ、さとにーちゃん。
あのね、ばらばらにやるの。おなじいろがね、となりにならないよーに。」

意外と几帳面な雅紀。
輪っかを作るのに、同じ色が重なるのが嫌みたいで注意されるおいら(笑)

こういう所も翔に似たんだろうなー。

「届くかな～？」

雅:「うん！」

飾りを作り終わって、
壁に張る作業。

雅紀を肩に乗せて、高い位置にも貼らせる。

ここでも勿論、雅紀の几帳面さが(笑)

雅:「あのね、もうちょっとこっちがわにしたいの！」

なーんて何度もテープで貼り直した(笑)

作業が終わって、ほっと一息つこうとしていたらテーブルに置いてあったスマホがメールの受信を知らせる。

from:翔

「もうすぐ家に着きます。
雅紀は何してる？」

メールを開くと、翔が帰宅途中だとの知らせ。

「雅紀、ご飯盛り付けよっか。翔、もうすぐ帰ってくるよ。」

さ、最後の仕上げだね。