仲良し家族*6 (ページ47)

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智Side

数分後には、夢の世界に入って行った雅紀。

雅紀が寝れてるのを確認してからおいらは下準備を始めた。

今日は、雅紀とおいらで
サプライズパーティをやる予定。

いつも忙しい兄弟達に喜んでもらおうと、少しいつもより豪華な夕飯を作ろうと思ってる。

いつも作ってくれている潤のようには上手くいかないかもしれないけど、気持ちは沢山込めるから……。

それはきっと兄弟達にも伝わると思うんだ。

「ふぅ……、そろそろ、起こすか。」

部屋の飾り付けは雅紀と後で一緒にやればいいし……、料理の下準備もできた。

ソファーで気持ち良さそうに寝ている雅紀を起こすのはちょっと気が引けたけども、
起こさなかったら機嫌悪くなりそうだから(笑)

「ま～さき……？そろそろ起きよっか。ね？」

そう声をかけながら、
優しく肩を叩けば、うっすら目が開いて

雅:「……だっこ…」

そう言っておいらに手を伸ばした。

「よっ…と…。まだ寝てる？準備できる？」

雅:「ん～…できる…、」

まだ寝ぼけてはいるものの大丈夫そうだね。
雅紀を抱っこしたまま、キッチンへ移動。

「雅紀、エプロン着けるからね。……ほら、できた。」

雅:「ありがと！」

潤が前に

潤:「これ着けてまーと料理するんだ～」

って買ってきた潤と色違いのグリーンの水玉模様のエプロンを着けてやる。

そして、

「ハンバーグ作ろっか。和の好きな。
雅紀、形作ってくれる？」

さっき作っておいたハンバーグのネタが入ったボールを雅紀に見せる。

雅:「うん！！」

ふふふ、頑張ろうね、小さなコックさん。