仲良し家族*6 (ページ36)

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翔Side

智:「んふふ、やっぱり気づいてなかったんだぁ…」

和:「雅紀言ってたよ？まりちゃん、じゃなくて、まりーちゃん。ってね。」

家に帰ってから智達に報告すれば、和と智兄は最初から知っていたみたいで。

翔:「教えてくれても良かったじゃん！」

そう言えば、

智:「えぇ～、楽しそうだったんだもん♪」

和:「面白そうだったから、ね？智兄♪」

と二人揃ってニコニコ顏。

そして、

潤:「なんだよー！びっくりさせんなよ！」

潤は俺と同じく、気づかなかったみたい(笑)

しばらくして、

雅:「……とーちゃん？」

「あれ、起きた？」

お昼寝していた雅紀がソファーからむくっと起き上がって、

雅:「まさのいちばんすきなひとは、とーちゃんだからね？これからも……ずーっと…………っうわっ！！」

「雅紀っ！！父ちゃんも、1番雅紀が大好きだかんな！！ずっと！」

こんな嬉しい言葉をかけてもらって、気持ちが抑えきれなかった俺は雅紀をギューっと抱きしめた。

まだまだ寂しいからさ？

もう少しだけでいいから、
父ちゃんが1番でいさせて？

父ちゃんは、ずーっとこの先も。
雅紀が1番大好きだからさ。