なにも ページ6
姿「やだなぁ…あるわけないじゃん…」
ずっとうつむいている姿くんが口を開いた。
嘘。あるからそんなくらい顔してるんでしょう？
貴「ママ、ちょっと席外してくれる？」
母「わかったわ」
ママが少し笑ったような気がした。珍しいのだろう。私がこんなに真剣な顔をしているのが
貴「じゃあ、今は親の事は聞かない。でもなんであんなことやってたのか教えて？」
姿「…教えるわけないじゃん。言えないんだし。」
少し声が震えている。聞かれたのが怖いのか
でも私は気になる。だって同級生があんなことしてるなんて。
貴「ん〜どうして〜？」
この質問以外何も出てこなくて幼い子に質問を返しているようだった。
姿くんは黙ったままだ。
貴「少し、雑談でもしようか」
姿「えっ…な、なんで」
貴「だって何も話してくれないし私、大切くんの事、知らないから」
姿「別に知ってほしくないし」
貴「私が知りたいのー！」
ここは積極的にいかないと姿くんは話してくれなさそうだ…
貴「じゃあ、大切くんの好きな人は？」
姿「なんで恋バナからなの…」
貴「なんとなく？いないの？好きな人」
姿「…まぁ、好みの人はいた…」
貴「どんな人？」
姿「俺より背が高くてイケメンで優しい、かな」
貴「結構良いタイプじゃん 何回あったことあるの？」
姿「…1回？」
貴「1回？！少なくない？！もっと会わないの？」
姿「連絡先聞いてないし」
貴「連絡先聞こ！」
姿「どこにいるかわからないし」
貴「一緒に探そう！」
姿「会ったのは、会ったのは山だったから何処に帰っていったかも覚えてない。」
貴「どこの山？」
姿「幸せな水晶で有名なあの山…」
貴「あぁ…あそこか！なら、この街にいるんじゃないかな？奇跡とかあるかもしれないし！」
姿「奇跡なんて、あるわけない」
貴「あるよ。きっとある。」
何分かしか話してないけど雑談は終わった。
けど時間は7:30を過ぎていた。
貴「ママにご飯にしてもらお！」
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久しぶり過ぎる更新になってしまいましたごめんなさい。もう少し早めの更新を頑張ります。これからもよろしくお願いしますm(__)m
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アスナ(プロフ) - 雪林檎さん» コメントありがとうございます！頑張って更新するのでお待ちください！ (2018年3月3日 10時) (
レス) id: 84463078be (このIDを非表示/違反報告)
雪林檎 - 大切君大好きなので書いてくださりありがとうございます！とても面白いです。次の更新も楽しみにしてます！ (2018年3月3日 3時) (レス) id: afb29ad43f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アスナ | 作成日時：2017年7月1日 17時
