#5 朝と、メイドと。【有栖院御園】 ページ5
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「な、なななななぜ貴様がここにいる！？」
そんな声で目を覚ます。
『おはようございます。御園坊ちゃん
よく眠れましたか？ふぁあ…』
「よく眠っていたのは貴様の方だろ！！！」
ここは有栖院家の一室。
御園坊ちゃんを起こすのが私の仕事なのだから
一緒に寝て一緒に起きるのに何か問題でも
あるのだろうか。
『はい。いい朝ですね』
「僕は全然いい朝じゃない！！
そもそも…じょ、女性が男の部屋に単身で
乗り込み、隣で睡眠をとるなど…
も、もってのほかだ！！」
なんだ。てっきり身分のことをとやかく
言われるのかと思ったが、そんなことか。
『御園坊ちゃん、私が女だから
意識してしまったのですか？
まあ、年頃ですし致し方ありませんか。』
「ち、ちがう！！
とにかく早く僕のベッドから出ていけ！」
『何故です？とても気持ちのいい場所
ではないですか。』
「いいから出ていけ！！」
そう言われてしまって、渋々布団を履いだ。
彼とは3歳しか違わないのだが
私はこの家のメイドをしている。
担当は御園坊ちゃんの生活面のサポートだ。
「それと…」
御園坊ちゃんが起き上がって目をそらす。
照れている時の証拠だ。
「僕と二人っきりの時は御園坊ちゃんはやめろ」
『え、でも…仕事上それは…』
「だ、だから！
…二人っきりの時は、対等な立場で接して欲しいと
言っている…」
御園坊ちゃんのアホ毛が揺れる。
何をそんなに恥ずかしそうにするのだ。
『…わかりました。
ではなんと呼べば？』
「敬語もやめろ！
…普通に呼び捨てで構わない」
『…御園』
「な、なんだ」
なるほど。
『御園、好き』
「…は？」
やっぱり。
顔がまっかっかである。
本当にウブだなあ。
こんなことで照れてしまうなんて、可愛い。
『みーそーのっ
だーいすき』
「そ、そそそんな簡単に、
す、すす、す…き…とか言うな！！」
『なんで？』
「なんでもだ！！
それに、…恋愛感情がないやつに
軽々しく好きなんて言うもんじゃない…
貴様は…年下の僕で遊んでいるのか？」
とたんにアホ毛がしゅんと下がる。
弱々しい声色に、下がった眉がまた愛らしい。
そんなに、私のことを思ってくれているなんて。
わかり易すぎて。
『御園、歳とか関係ない。
ほんとに、好きなんだよ』
困っちゃうな。
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えりんぎ※息を吸う(プロフ) - アオリ†ホタルさん» ヲゥェンバォンガァアまじですかもうほんと好きですありがとうございます……やっぱり刺激の強いものを好む方が多いようですね。まあ、夢小説なんてそういうものを求めるような場所ですからね……！！めっさ頑張らせていただきますううう (2019年2月1日 6時) (
レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
アオリ†ホタル - 個人的にはリリイのが一番好きですねー!!もちろん皆好きですが! えりんぎ※息を吸う さんの書かれる物語はいつも楽しく読ませていただいてます!これからも頑張ってください! (2019年2月1日 0時) (レス) id: f7b53a9dbf (このIDを非表示/違反報告)
はにかん - いつものも好きですけど、イチャイチャも好きです…(＜●＞＜●＞) (2019年1月31日 21時) (レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ※息を吸う(プロフ) - はにかんさん» ( 'ω')ふぁっ やはり私の作品にはいちゃいちゃが足りなかったのだな……ありがとうございますう これからもっとハアハアして頂こう…… (2019年1月31日 7時) (レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
はにかん - ちょ、ちょっと待って!!ちょっと待ってください!!えりんぎさん!! …スゥ…ハァ……みんな可愛くないですか?私、可愛い過ぎて死にそうです…!! (2019年1月31日 0時) (レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんぎ※息を吸う | 作成日時：2019年1月30日 20時
