#11 視線 【ロウレス】 ページ11
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side ロウレス
『ロウレスは、どうしてダテメガネを
かけているの？』
「…ぅえ！？」
いきなりの質問だった。
偶然、カフェに向かう途中で出くわしたこの少女に
カップケーキとココアを奢って、
それらが運ばれてきた後のこと。
『だから、目、悪くないんでしょ？
なんでかけてるの？』
別に、何もやましいことはなく、けれど
その純粋無垢な瞳で見つめられては
なんだか言葉が喉につかえてしまって出てこない。
「…こっちの方が、オッシャレーィな
ロウレスちゃんにピッタリじゃないッスか〜？」
『えー』
なにかを誤魔化すように発したそれも虚しく、
フォークに刺さったシフォンを口に入れて
Aはじっとオレのメガネを観察する。
「な、なんスか急にぃ！！
オレそんな似合ってない！？」
『いや、似合ってないことはないけど…』
ああ、知っている。
オレは、この子がなんて言いたいかを、
知っている。
だってそれは。
『ロウレスは、綺麗な赤い目をしてるんだから
つけなくても、とってもオシャレで素敵だよ』
彼女を、ガラス1枚隔てていないと
眩しすぎて直視できないから、なんて理由で。
「……そッスか」
『うん！』
オレの視線は、やはり、大好きな少女を
ちらりとほんの少し見やったあと、
すぐに自分の注文したコーヒーへと
移ってしまった。
そのコーヒーカップの中で、オレの顔が
弱々しく歪む。
『ロウレス…？』
「いや！なんでもないッスよ！
ほらA！今日はオレの奢りなんスから、
食べたいものぜーんぶ
遠慮なく頼んでいいんスからね！」
『わーい！！ロウレス太っ腹〜！
じゃあお言葉に甘えて〜…』
どれにしようかな と、メニューに釘付けの
愛らしい彼女を、また、少しだけ見つめてみる。
この視線に気づくはずもないが、
オレにはこの距離が、この関係が、
とても心地の良いものに感じていた。
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えりんぎ※息を吸う(プロフ) - アオリ†ホタルさん» ヲゥェンバォンガァアまじですかもうほんと好きですありがとうございます……やっぱり刺激の強いものを好む方が多いようですね。まあ、夢小説なんてそういうものを求めるような場所ですからね……！！めっさ頑張らせていただきますううう (2019年2月1日 6時) (
レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
アオリ†ホタル - 個人的にはリリイのが一番好きですねー!!もちろん皆好きですが! えりんぎ※息を吸う さんの書かれる物語はいつも楽しく読ませていただいてます!これからも頑張ってください! (2019年2月1日 0時) (レス) id: f7b53a9dbf (このIDを非表示/違反報告)
はにかん - いつものも好きですけど、イチャイチャも好きです…(＜●＞＜●＞) (2019年1月31日 21時) (レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ※息を吸う(プロフ) - はにかんさん» ( 'ω')ふぁっ やはり私の作品にはいちゃいちゃが足りなかったのだな……ありがとうございますう これからもっとハアハアして頂こう…… (2019年1月31日 7時) (レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
はにかん - ちょ、ちょっと待って!!ちょっと待ってください!!えりんぎさん!! …スゥ…ハァ……みんな可愛くないですか?私、可愛い過ぎて死にそうです…!! (2019年1月31日 0時) (レス) id: d702d64ecc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんぎ※息を吸う | 作成日時：2019年1月30日 20時
