答え合わせ ページ41
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木下はしばらくそんな恵林をじっと睨んでいたが、彼女が何も言い返してこないことを確認して、アインの元へと向かうために踵を返す。
「…あ？誰だお前＿＿＿」
しかし、そんな不可解な木下の声と共に鈍い音がして、恵林はふと顔を上げた。
…一瞬、何が起こっているのか理解出来なかった。
廊下の先で何故か木下が転がっている。その横に松葉杖がカランカランと倒れ、「痛ってぇ！！」と彼の悲痛な叫びが辺りに弾けるように響いた。
暗闇のせいでよく見えない。しかし、木下のすぐ傍には確かに黒い人影が立っている。
恵林は目を疑った。
その人影は直後、木下を廊下の端へと蹴り飛ばしたのだ。
「ふざけんなよ！！」と床を手のひらで叩きながら威嚇する彼の腹に、人影はもう一度蹴りを入れた。
耳につんざく木下の怒声が恵林を一気にパニック状態へと陥れる。
足の悪い木下が上手く起き上がれないことをまるで弄ぶかのように見下ろしている人影。一体その正体が誰なのか一刻も早く知りたい木下は、仰向けになって下から奴の顔をのぞきこんだ。
そして瞬く間に形相を変えると「またお前かよ！！中村！！！」と激昂して喚き出したのだ。
……恵林はハッとして人影の方に懐中電灯を向けた。
「しーくん……」
倒れている木下の真横。
中村は、ただ無表情でそこに立っていた。
【今夜、晩餐は学校で!】
空蝉時雨、鬼の面を被った子供。
終幕
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えりんぎ※息を吸う(プロフ) - そちゃさん» ゎゎゎ…いっぱい書いていただいてありがとうございます！伏線回収にそろそろ走りますよー！！！！！お楽しみに… (2022年2月13日 0時) (
レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
そちゃ(プロフ) - 投稿お疲れ様です！！！中村家激推し回でしたね()個人的に和葉ちゃんの天然可愛さが尊すぎて最高でした.....!!!桐ヶ谷くんの話とかえりんの話とかしーくんの話も気になることが増えて次巻がとっても楽しみです🎶 (2022年2月13日 0時) (レス) id: bf330b1b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんぎ※息を吸う | 作成日時：2022年2月10日 8時
