No.25 ページ31
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お次は恋愛3連チャンだ。
まず、好きな人がいることを情報屋である和葉に言って、その人物について調べてもらうんだ。
その後にどうすれば付き合えるかを恋愛マスターの葵に伝授してもらう。
で、振られて里奈に慰めてもらうって流れ。
「私、実は好きな人がいるの！
一目惚れだったから、その人についてはよく知らないの！」
「それなら情報屋におまかせっ！
その彼の特徴は？あたしが調べ尽くしてあげる！」
和葉が元気いっぱいに現れる。首から愛用のカメラ、「ビオレッタゴンザブロウ」をぶら下げて、片手にメモ帳とシャーペン、もう片手にマイクを握って決めポーズを取った。
「メガネをかけていて、頭がいいの！
それでね、とってもしっかり者なの！」
この人物、実はそうちゃんのことだ。
そうちゃんが台本を書いたので、そうちゃんの「モテたい」という願望が叶えられた形になっている。
「オッケーっ！お代は牛乳瓶の蓋、30枚！」
「ええ！」と驚いたフリをしながら、でもこれって、と私は考えていた。
メガネをかけて頭が良いって、葵にも当はまるよね。
なんだか、私が葵のことが好きって言ってるみたいな……
「畑中さん、俺が君の恋を叶えてあげるよ。」
＿＿＿＿えっ、私の恋？
それって、私が、葵とゴールインってこと？
「…畑中さん？」
ハッとして葵を見上げた。
次のセリフが出てこないのを不審がってか、マイクを使わずに私の名前を呼んでいる。
辺りもざわざわし始めたが、私は口を開けない。
何故かって、忘れてしまったのだ、セリフを。
ま、待って、慌てないで。
大丈夫、いっぱい練習してきたんだから。
でも、葵の顔を見る度に、何故か頭の中が空っぽになっちゃって何も考えられなくなるんだ。
葵の後ろのカーテン裏では、慌てたそうちゃんが大きな紙に「タイムロスだ！」と書いて私に見せてきた。
「た、タイムロスだ！！」
唖然。
ま、間違えた！
タイムロスって私への苦情であってセリフじゃないじゃん！
どうしよう、どうしよう！
とうとう、何も喋れなくなった私を見やって、そうちゃんがマイクを持って出てこようとした。
「タイムロスなんか、恋愛において存在しないよ。」
その時だった。
「恋が実るまで、早かったからいいとか、遅かったから悪いとか、そういうのは無い。」
葵が、私のミスをカバーするようにマイクを持ち直したのだ。
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えりんぎ※息を吸う(プロフ) - ぬーん@低浮上さん» ええありがとうございます...！！絢瀬ツインズまじで尊いんですよ...ぜひ追っかけていただいて...()ふふふふふふ......() (2021年5月13日 21時) (
レス) id: d9493e2ae9 (このIDを非表示/違反報告)
ぬーん@低浮上(プロフ) - 2期…っ、2期が……！！(言葉を詰まらせる)(毎度コメントすみません)ハマった沼が深すぎて抜けられないです…！！絢瀬ツインズ尊い……好きがたくさん…。不穏な感じで終わったのでちょっと心配ですが、大丈夫だと信じて次巻もゆったり待ってます！ (2021年5月1日 15時) (レス) id: fa75c01212 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ※息を吸う(プロフ) - そちゃさん» きゃっ！！ありがとうございます！ぜひぜひみんなの成長を見守っててくださいね！！ (2021年4月19日 2時) (レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
そちゃ(プロフ) - 待望の2期ありがとうございます！！！1期読み終わったのが3月で...ずっと待ってました。 絢瀬兄弟最高です....。けいとくんの気持ちめちゃくちゃわかりすぎます。部活になった晩餐会の展開とても楽しみです。2巻待ってます！！！ありがとうございました。 (2021年4月19日 1時) (レス) id: bf330b1b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんぎ※息を吸う | 作成日時：2021年4月19日 0時
