No.24 ページ29
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＿＿＿＿拍手が鳴る。
結果は大成功！
私もほとんど間違えなかったし、目立ったミスは聞こえなかった。
誇らしいな！こんなふうにみんなと演奏をするって楽しいことなんだ。
ずっと部活を休んできたけど、こうしてみるとちょっと勿体なかったのかもしれない。
パイプ椅子の上で一人感激している合間に、部長の美江の挨拶が始まった。
美江はパート紹介と新入部員歓迎のポスターを大きく見せる。
そういえば後ろのスクリーンに吹部の写真が張り出されているが、やっぱり私はいなかった。
部長挨拶も終わりに近づいてきた。
美江が一礼をすると、「いやあ、素晴らしかったですね！」と大袈裟に手を叩きながらそうちゃんがやってくる。
「それじゃあ、吹奏楽部の皆さんご退場ください！」
＿＿＿＿＿「嫌よ！」
パンッ！
壇上の裏で風船が割れた。
「キャー！」と叫びながら吹部のみんなが戻っていく。
同時にスクリーン上の写真が今朝撮った晩餐会メンバーの写真に変わり、会場が一気に騒然とし、騒がしくなった。
「恵林先輩、頑張ってください！」と、マヤちゃん達が去り際に私に手を振り、私のフルートを回収してくれたので、スムーズにかけ出せる。
そして、この騒ぎに紛れて壇上に登ると、割れた風船を持った和葉と合流した。
「美江ちゃん、ちゃんと声出せてよかったあ！」
「ね！緊張してたみたいだから心配だった。」
その間も体育館の明かりが完全に絶たれる。
両サイド2階通路脇にアインと里奈。
二人は「作戦通り」無事に照明を落とせたようだ。
私たちのいるカーテン裏とは逆の方向で、しーくんと葵の姿も見えた。2人はダンボールを抱えて手を上げる。
よし。準備OKだ！
私は里奈に合図を送った。
すると、赤いセロファン越し照明が点灯。
真っ赤なスポットライトが美江に当てられると同時に、葵が裏でヘビメタのカセットテープを入れる。
みんなの視線が、一気に美江に集まった。
「全校生徒に告げる！私の名前は宮野美江。
校内の秩序を乱す者は誰であろうと許さないわ！」
事情を知っている在校生が歓声を上げる。
そう、晩餐会の発表は、このマイクジャックから始まるのだ。
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えりんぎ※息を吸う(プロフ) - ぬーん@低浮上さん» ええありがとうございます...！！絢瀬ツインズまじで尊いんですよ...ぜひ追っかけていただいて...()ふふふふふふ......() (2021年5月13日 21時) (
レス) id: d9493e2ae9 (このIDを非表示/違反報告)
ぬーん@低浮上(プロフ) - 2期…っ、2期が……！！(言葉を詰まらせる)(毎度コメントすみません)ハマった沼が深すぎて抜けられないです…！！絢瀬ツインズ尊い……好きがたくさん…。不穏な感じで終わったのでちょっと心配ですが、大丈夫だと信じて次巻もゆったり待ってます！ (2021年5月1日 15時) (レス) id: fa75c01212 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ※息を吸う(プロフ) - そちゃさん» きゃっ！！ありがとうございます！ぜひぜひみんなの成長を見守っててくださいね！！ (2021年4月19日 2時) (レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
そちゃ(プロフ) - 待望の2期ありがとうございます！！！1期読み終わったのが3月で...ずっと待ってました。 絢瀬兄弟最高です....。けいとくんの気持ちめちゃくちゃわかりすぎます。部活になった晩餐会の展開とても楽しみです。2巻待ってます！！！ありがとうございました。 (2021年4月19日 1時) (レス) id: bf330b1b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんぎ※息を吸う | 作成日時：2021年4月19日 0時
