No.187 ページ30
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side school killer
「校長先生の話ッ」
ついにやってきたこの日。
「うわ、来たよ長いやつ」
「は〜、早く終われー」
そうちゃんの気合いの入った一言に
周りがざわつく。
体育祭開会式。
朝礼台に登る校長先生を見上げながら
私たち生徒は色別に別れて並ばされていた。
「天気にも恵まれ_______________」
ぼーっとそれを聞き流して
私は辺りを見回す。
葵も、私の斜め前の列に突っ立っているが怠そうに俯いて停止している。
しかし、暑い。
こんな猛暑になるなんて思わなかった。
保護者席のお母様方の日傘が満開である。
昨日は練習出来なかったし
葵とそうちゃんの仲は何か進展があったのだろうか。
もし微妙なままならチームワークのコンディションに支障が生じる。心配だなあ。
でもそうちゃんはともかく、葵のことだ。
実はなんとも思ってないかもしれないが。
「選手、退場」
校長先生の話も終わり、誰も登壇しなくなったのを見計らってそうちゃんがマイクを握った。
そして、その掛け声と共に
突然鳴り響く「天国と地獄」
私たちはその騒がしいBGMと日傘満開の保護者席を駆け抜けて応援席に戻っていった。
最初の種目は1年生。
でもそのすぐ次が2年生があるのでゆっくりはしていられない。
水筒を1口飲んだら、1年生が競技をしている間に出場門前に列を作らなければならないのだ。
「借人競走順に並んでください！」
最前列で美江が声を張り上げた。
借人競走。
6人ずつスタートし、人物の特徴などが書かれた紙を拾って、当てはまる人を連れてゴールするという種目だ。
それだけでは面白くないので、
借りてきた人と決められたお題を何か一つこなさなければいけないが。
そうこうしているうちに、あっという間に時間が過ぎて1年生が退場していく。
「2年生並ぶの遅い！」なんて先生の野次を
聞き流して、私たちはまたスタート地点へと走り出した。
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えりんぎ※息を吸う(プロフ) - ぴえんさん» あはばばばありがとうございますありがとうありがとう……嬉しいですこれからどんどん成長していくのでぜひ次回作も読んでくださるとはっぴーです！！() (2020年11月4日 20時) (
レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
ぴえん - 一次小説って初めてみたんですけど語彙力すごいしやばいです！！尊敬します (2020年11月4日 19時) (レス) id: 0149edd4b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんぎ※息を吸う | 作成日時：2019年9月12日 16時
