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「早く起きろ」
「いてっ」
翌朝。
ほっぺたを何やら尖ったものでつつかれたような気がして私は目を覚ました。
ぼんやりとしていた視界が少しずつ定まってくる。
この金髪は覚えているぞ…
というかここは一体どこだったか……
「ほら」
ぺたり。
額に何かひんやりしたものが当たった。
ゲコゲコと鳴いているそれはどうやら生き物のようで……
＿＿＿＿って！！
「ギャー！＿＿＿痛っ！？」
「いっ……またやったな！」
思わず飛び起きた私のおでこが、またもや空くんのおでこと衝突してしまった。
カエルはぴょこぴょこと飛び跳ね、窓から外へと逃げていく。
「い、いや！今のは完全にカエルを乗っけた空くんが悪いですよ！」
「なんだよ、起きないからだろ」
「起きないからって、普通カエルで起こしませんから！」
キキーッと頭に血が上った私にムッとした顔をする空くん。
だから今回ばかりは譲れない！
何を言われてもすぐに言い返してやろうと身構えていたが、そんな私とは裏腹に空くんは深くため息をつくと「お昼ご飯」と言って部屋から出ていった。
ん？お昼ご飯？
ということは、もしや私は寝坊してしまったのか！？
猛ダッシュで空くんを追って部屋を出る。
すると、もう家中に美味しそうな匂いが充満していて、自分が今までどれほど呑気に眠りこけていたことがよくわかった。
「あ、おはようA。
起きて早々申し訳ないんだけど、僕はこれから用事があるからここにあるもの食べておいてね。」
「あ、はい！」
アングラードさんは忙しなく行ったり来たりしている。
私の目の前を通り過ぎる度に荷物が増えていくようなきがしたが、それを確認する前に「じゃあね」とさっさと行ってしまった。
しん、と静まり返った家の中で、ソファの上に丸まったタオルの固まりを見つける。
それはもぞもぞと動いているようで、一体なんだと思って触れてみれば、タオル全体がびっしょりと濡れていた。
「ひゃっ、冷たい！」
「当たり前だろ」
そしてこれまたびっくり仰天だ。
タオルの中から声がする。しかも、よく知った意地悪な声だ。
「…もしかして、空くん？」
「じゃなかったら誰だろうね。」
やっぱり空くんだ。一体何してるのかな。
「…びちょびちょだけど、大丈夫？」
私はタオルを一枚ぺろっとめくった。
ギョロりと大きなふたつの目が現れて、私を睨む。
「こうしないと、皮膚が乾燥してしまうんだ。」
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続く (更新停止中)
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うさ(プロフ) - 面白かったです！！続き楽しみにしてます！ (2021年4月27日 21時) (
レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
おーか(プロフ) - えりんぎ※息を吸うさん» ぴえぇぇぇぇぇぇぇぇ更新ありがとうございますぅぅぅぅぅぅぅ。これで受験勉強がんばれまふ。ぐへへへへ。ぐへっ。ぐへへへへへ。なんか。生きてる感じがしましゅ。ふへっ。ぐへへへ。 (2019年10月4日 1時) (レス) id: 59ebe514b5 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ※息を吸う(プロフ) - おーかさん» ぎゃぁぁぁぁあ今すぐ更新致しますお待ちくださいいいいいいい神様ぁぁぁぁぁ (2019年10月3日 11時) (レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
おーか(プロフ) - あﾞあﾞあﾞあﾞあﾞ。好きです。愛してます。更新頑張ってくださいぃぃぃ。海獣の子供の小説が少なすぎて自分で作ろうと考えてたけど。貴方様のような神作者さまに出会えて光栄ですぅぅぅぅぅぅ。 (2019年10月2日 19時) (レス) id: 59ebe514b5 (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ※息を吸う(プロフ) - 安海さん» うわぁぁ返信遅くなってすみません携帯没収されてました！多分これから更新します！多分（） (2019年9月3日 11時) (レス) id: 5e55bdde31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんぎ※息を吸う | 作成日時：2019年7月6日 0時
