私と16人の兄弟！！

R. ページ29

(※かなり遅いですが、陣さんのお誕生日会のお話になります。このお話だけ時間戻ります。)


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「ねぇ翔吾〜、これどうする？」

翔吾「んー、そこに飾って！」

「はーい」






今日は陣くんのお誕生日パーティー


って言っても当日から3日過ぎてるんだけどね



実はこれ、翔吾の提案！



毎年きちんと当日にやってるけど、今年は忙しい〜って嘘ついて陣くんが悲しくなってるところでテッテレー！
ってするの





もう、その案聞いた途端みんなやる！って目キラキラさせちゃって、笑






今日は陣くん友達と遊びに行ってるから
その隙に準備！






あれこれやってるけど
私は小道具を買いに100円ショップに来た



企画者の翔吾と、あと、着いていく！って来たたっくんも



クラッカーとか、可愛い紙皿とか、色々カゴに突っ込んでいく





そしたらたっくんがテコテコ歩いてきて、お菓子をカゴに入れた


「これたっくん食べるの？」

拓磨「うん！買って？」


んー、まぁ陣くんメインだけど可愛いから良し！笑


お姉ちゃん自腹で買ってあげる！









そんなたっくんとは裏腹に真面目に買い物している翔吾


翔吾「これとか、どう思う？」


「いいじゃん！可愛い！」


翔吾「だよね！買う！」


陣くんを喜ばせようとしてる翔吾の目はとてもキラキラしていて、本当に優しい子だな、って思った






「よし、これだけあれば十分だよね？」


翔吾「帰ろっか」



レジを済ませて、たっくんにさっきのお菓子を食べさせながら帰宅






「「「ただいまー」」」


母「おかえりー、ってたっくん何食べてるの？」


拓磨「おかしね、お姉ちゃんが買ってくれたの」


そうたっくんが放った一言で同い年が玄関まで駆けつけてくる



慎「なんでたっくんお姉ちゃんに買ってもらったの！」

昂秀「ずるい！」

龍「俺も！」



あーあー、こうなると思ったよ



「はいはい、3人にも買ってきたよ」


喧嘩になることを想定し、3人にも買ってきたお菓子



はいって渡すとやったぁ！ってドタドタ走って食べ始めた




拓磨「…うぅ、」


今度はたっくんがいじけちゃって、もう何！？


母「きっとあれね、お姉ちゃんが僕だけに買ってくれたと思ってたのにってやつよ。笑」


「あー、、笑」




それは考えてなかったわ、ごめんたっくん笑

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