私と16人の兄弟！！

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「慎、手洗ったらお姉ちゃんのとこおいで」






わかった、と言ってトコトコ歩いていった慎









手を洗い終えた慎が言った通りおやつを準備していた私のところへ来たので、私は慎にマスクをつけた





あまりにも慎が悲しそうだったので特別に近くまで







「慎？今から壱馬のところ行ってもいいけど、マスク外しちゃダメだよ？」


慎「…うんっ！」



パァっと顔が明るくなり、手を繋ぎながら壱馬の元へ向かった









壱馬が寝ている姿を見て、心配そうに見つめてる慎



心優しい子だなと思っていたら

壱馬が視線を感じたからか、起きてしまった





壱馬「…ぁ？慎？

ダメだよ移っちゃう。あっち行きな？」



壱馬の言葉に首を横に振る




慎「だって、マスクしてるもん…」



壱馬「でも、完全に移らないってわけじゃないんやで？

俺は慎が苦しむのは見たくないんよ」





その言葉を聞いた慎は、遠くで見守っていた私のところへ来た




「もういいの？」


慎「…ｺｸｯ」




「壱馬、寝室行けるなら行ってもらいたいんだけど…」


壱馬「わかった、今行く」


「ありがとう」




せっかく壱馬も気にかけてくれてるのに

チビたちがインフルになったら大変なので

壱馬には寝室へ行ってもらった









壱馬が出ていき、扉がガチャっとしまった途端、




慎「うわぁぁぁぁぁん」





慎が泣き出してしまった




大好きなお兄ちゃんが

苦しそうにしてたこと

自分を遠ざけたこと




きっと悲しかったんだろうな、








「壱馬は慎のことだーいすきだから大丈夫だよ〜

今お熱あるから、治ったらたくさん遊んでもらいな？」





なんとか慎を慰め、龍・昂秀・たっくんとおやつを食べさせた

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