戦う少女 4【エイリア学園】 (ページ32)

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179話真実ページ32

私は雷門イレブンを案内し、ホロビジョンルームへ連れてきた

全員がルームに入ると扉を閉める

瞳子「お父さん」

円堂「この人が……」

ホログラムで父さんが空中に映し出される

星二郎『日本国首脳陣の皆様、お待たせいたしました

ただいまより我が国が強大な国家として、世界に君臨するためのプレゼンテーションを始めさせていただきます』

私は壁に寄りかかって話を聞いている

円堂「これはジェミニストーム……！」

モニターに映し出されるのはこれまでに戦ってきたエイリア学園のみんな

星二郎『もう皆さまはエイリア学園をご存知でしょう、ご覧のとおりその力は絶大です

さて今日は、謎に包まれたエイリア学園の衝撃の真実をお話致しましょう』

円堂「真実？」

星二郎『自らを星の使徒と名乗る彼らではありますが、その正体は実は宇宙人ではないのです』

雷門「「えぇっ！！？」」

瞳･貴「……」

円堂「そ、そんな……」

星二郎『全ては５年前に飛来した、隕石から始まったのです

富士山麓に飛来した隕石、そこから人間の潜在能力を最大限に引き出す物質が発見された

その名は"エイリア石"……

我々はこの素晴らしい物質を有効利用するために、研究を重ねました

そしてついにエイリア石の力を使って、人間の身体能力を飛躍的に強化することに成功したのです

私は総理大臣、財前聡介に、このエイリア石を使って強い選手を作ることを提案しました

それが"ハイソルジャー"です。
ハイソルジャーが人類の新たなる歴史を想像するのです』

一之瀬「ハイソウジャー……？」

瞳子「人間を戦うマシーンに変える恐ろしい計画よ」

雷門「「えぇっ！！？」」

瞳姉さんの発言に全員が姉さんの方を振り返る

星二郎『しかし、事もあろうに財前総理はこの夢のような計画を撥ねつけました

財前総理、貴方は正義のリーダーを気取っていますが何もわかっていない……

そこで私は財前総理にハイソルジャーの素晴らしさを、教えて差し上げようと思いました

大のサッカー好きであるという総理に、一番わかりやすい方法でね』

戦っているエイリア学園のみんなが映し出される

星二郎『すなわちそれがエイリア石によって、身体能力を強化した子ども達

"エイリア学園"なのです』

円堂「……エイリア学園が……人間……！？」

この瞬間、雷門のみんなはエイリア学園の真実を知った