151話 夢 ページ4
夢を見た…………
昔の夢を…………
まだ、みんなと仲がいい頃の…………
変わっていないあの頃の夢……
ヒロトが先頭を切って歩き
その後をリュウジが付いて行く
晴矢が負けずと2人に付いていく
その後を仕方なく付いていく風介
そんな4人を後ろから見守る治兄さん
その更に後ろを私が歩いている
私の前を歩く5人は振り返って私に笑顔を向けてくれる
懐かしい夢…………
A「ｳｯ………………痛っ……！」
目が覚めたとき、私が感じたのは冷たいコンクリートの感触とお腹の痛みだった……
そういえば、私ヒロトに……
ｸﾞﾗﾝ「気がついた」
A「！！ヒロト……」
顔を上げるとヒロトがいた
そのヒロトは夢の中のヒロトとは全然違う
ｸﾞﾗﾝ「オレはヒロトじゃないよ」
A「っ！ここから出して」
ｸﾞﾗﾝ「それは無理だよ」
A「！！」
そう言って、ヒロトは牢屋から出ていった
A「っ……！！(だったら、そんな悲しい目で見ないでよ……！！)｣
ﾚｰｾﾞ「A…………」
突然、名前を呼ばれた
見てみると……
A「！！リュウジ！みんな！…………何でここに……」
そう、追放されたジェミニストームのみんながいた
ﾃﾞｨｱﾑ「A、大丈夫か？」
A「ディアム……」
ﾚｰｾﾞ「ここは追放された者が入れられる牢屋だ……」
A「！？」
ﾚｰｾﾞ「雷門に負けたオレ達はここに入れられた」
A「もしかして、ずっとここに！？」
ﾚｰｾﾞ「そうだ……」
A「そんな……！」
全員「「…………」」
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作者名：桜舞姫 | 作成日時：2016年8月21日 19時
