161話 チューリップ ページ14
練習が終わったあと、私はグランの部屋へと行ってみた
でもまだ、グランは戻っていなかった……
ｶﾞｾﾞﾙ「スカイ？」
A「！ガゼル」
ｶﾞｾﾞﾙ「どうした？こんな所で」
A「あ、いや……グランがいないなーと思って…………」
ｶﾞｾﾞﾙ「グランならバーンを連れ戻しにいったよ」
A「バーンを連れ戻す？」
ｶﾞｾﾞﾙ「あぁ、何でもアイツは雷門の所へ行ったらしい」
A「！？雷門の所へ！？何で……」
ｶﾞｾﾞﾙ「さぁ、私にはよく分からないな。あのチューリップの考えそうなことなんてな」
ﾊﾞｰﾝ「誰がチューリップだって！？」
ｶﾞｾﾞﾙ･貴「「！！」」
いつの間にかグランとバーンがいた
ｶﾞｾﾞﾙ「お前しかいないだろ」
ﾊﾞｰﾝ「何だと！？お前の方が変な頭してんじゃねーか！！」
この2人のやり取りを見てると、昔を思い出す
A「……」(微笑
ついつい、ニヤケてしまう
ｸﾞﾗﾝ「？どうしたの？」
A「！いや、なんか懐かしいなって…………昔からあの2人いつも喧嘩してたから……」
ｸﾞﾗﾝ「…………そう……」
さらに数日後……
もう、私が逃げ出さないと分かったのか、私が1人で行動することが多くなった
今は部屋にいる
A(なんか、グランがいないとつまらないな…………
あれ？私なんでグランがいないとつまらないなんて思ったんだろ……？)
ｺﾝｺﾝ
誰かが私の部屋をノックする
A「はい」
ｸﾞﾗﾝ「オレだよ」
A「！グラン？どうぞ」
ｶﾞﾁｬ
グランが入ってくる
A「どうしたの？」
ｸﾞﾗﾝ「雷門がイプシロンを倒したよ」
A「！！それホント……？」
ｸﾞﾗﾝ「ホントだよ。イプシロンは追放された」
A「…………そっか……」
ｸﾞﾗﾝ「…………あまり深く考えない方がいいよ」
A「うん…………ありがと」
ｸﾞﾗﾝ「それじゃ……」
グランは出ていった
A「治兄さん…………」(ﾎﾞｿｯ
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作者名：桜舞姫 | 作成日時：2016年8月21日 19時
